春高バレー「キータ」に漂う「ギータ」感 東福岡エースはU18代表の1年生

パワフルなスパイクを武器とする東福岡・柳北(左)
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春高バレーでの活躍が注目される東福岡・柳北
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 全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)は5日に東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕する。男子で3大会ぶりの頂点を目指す東福岡のキーマンは1年生ながらU-18(18歳以下)日本代表入りする逸材、柳北悠李だ。高校バレーの「キータ」が全国の舞台で大暴れする。

 まずはその名前の響きに「ん?」と思う人も多いかもしれない。「やなきたゆうり」。同じ福岡のプロ野球球団、ソフトバンク外野手の柳田(やなぎた)悠岐を連想させる名前だが、柳北は「よく言われます。でも野球のことはよくわからないので…」と少し戸惑い気味だ。そんな柳北の憧れの選手は同じ「柳田」でもバレーボール男子日本代表主将の柳田(やなぎだ)将洋である。

 ソフトバンクの「ギータ」は豪快なバッティングが売りの一つだが、東福岡の「キータ」にも負けないスケール感がある。1年生ながら192センチの長身から繰り出すパワフルなスパイクは威力抜群。入学後はエースとして活躍し、今夏はU-18日本代表としてイランで開催されたアジアユース選手権で優勝した。「自分の高さやパワーではまだまだ世界に通じないことが分かった」と貴重な経験を振り返る。

 東福岡は11月の福岡県大会決勝の試合中に3年生のエース山下晃が左足を骨折し、12月中旬に練習復帰したばかり。藤元聡一監督は「日本一は柳北に懸かっていると言ってもいい」と1年生エースに期待を寄席る。国際大会を経験し、バックアタックなどの技術も身に付けてきた成長著しい「金の卵」ではあるがまだ16歳。「末っ子感覚でエースの自覚がまだ足りない。この大会が最後になる3年生の思いを感じられるか」と藤元監督は柳北の精神的な面での脱皮にも注目している。

 14年度大会から2連覇を達成した東福岡だが、その後の2大会は主力の故障で初戦敗退が続く。3年ぶりの頂点を目指す今年は、春高バレー準優勝の経験がある松本国際(長野)や今夏の全国総体準優勝の洛南(京都)など強豪がひしめくブロックに入った。「これまでの中で一番厳しい組み合わせ」と藤元監督は厳しい戦いを予想する。柳北は「春高は中学の時から憧れていた大会。日本一をとるために東福岡に来た」と言い切る。エースとして勝利への突破口を開くつもりだ。(前田泰子)


 ◆柳北悠李(やなきた・ゆうり)2002年9月20日生まれ。北九州市出身。バレーボールをしていた祖母の影響で中原小5年のときに中井ジュニアボーイズで競技を始める。板櫃中で全国中学校大会出場。中3時に福岡県選抜で都道府県対抗中学大会の最優秀選手に選ばれる。U-18日本代表として18年6~7月のアジアユース大会で優勝。最高到達点は342センチ。192センチ、90キロ。

=2019/01/04 西日本スポーツ=

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