東九州龍谷・荒木、下北沢成徳・石川封じ自信 12日準決勝/春高バレー

下北沢成徳との準決勝を前に闘志を燃やす東九州龍谷のミドルブロッカー荒木彩花
下北沢成徳との準決勝を前に闘志を燃やす東九州龍谷のミドルブロッカー荒木彩花
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 バレーボールの全日本高校選手権(春高バレー)は12日に東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで男女の準決勝を行う。女子で4強入りした前回準優勝の東九州龍谷(大分)は11日、都内で練習を公開。準決勝で激突する下北沢成徳(東京)には昨夏の全国総体準決勝で敗れており、因縁の相手となる。184センチの大型ミドルブロッカー荒木彩花(2年)は今大会注目の相手エース、石川真佑(3年)封じに自信。2011年度大会以来、7大会ぶりの頂点に導く活躍を誓った。男子で4強入りした前回覇者の鎮西(熊本)は清風(大阪)と対戦する。

 花が彩る。その名前について東九州龍谷の荒木が照れた。「大きな体とのギャップがありすぎる、とみんなから言われる」。頂点まであと2勝に迫った伝統校の2年生ミドルブロッカー。184センチ、78キロの体を彩るのは「高さ」と「強さ」だ。

 現チームになって下北沢成徳との対戦は1度だけ。昨夏の全国総体準決勝で20-25、21-25のストレート負けを喫した。「今まで対戦したチームの中で一番ボールが重かった」。打球の重みは、長いラリーなどでその差が顕著に表れるといわれる。徹底したトレーニングで鍛え込まれた相手の強打に、荒木自身も「手の出し方を含めて対応できなかった」と認めた。

 荒木にとって1学年上に当たる相手エースの石川を特に意識している。「コースに打ち分けるうまさと、ブロックごとはじき飛ばすパワーを持ち合わせている。でも、負けたくない」。都内で行われた練習では「板」をイメージしたレシーブ時の手の形など細部までチェックを繰り返した。

 「下北沢成徳のパワーに『けんか』できるのは(180センチの)平山(詩嫣主将)と荒木だけ」と相原昇監督も両センターに期待を寄せる。準々決勝までの3セットマッチから、準決勝以降は5セットマッチになる。「オセロのゲームと同じ。競り合いに持ち込んで最後は白にして勝つ」。相原監督からゲームプランを聞かされた荒木もうなずいた。「試合に出られない先輩方のためにも…」。必勝の2文字を胸にセンターコートに立つ。 (西口憲一)

 ◆荒木彩花(あらき・あやか)2001年9月2日生まれの17歳。福岡県大野城市出身。大利中から競技を始め、3年時にアジアユース女子選手権大会(U-18)で優勝。日本チーム12人のうち荒木を含めて中学生は3人で九州からはただ1人選出された。17年に東九州龍谷高へ進学し2年時の18年はアジアジュニア女子選手権大会(U-19)に出場。最高到達点は306センチ。184センチ。

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相原監督、闘魂を注入

 大一番を前に相原監督が闘魂を注入した。現チームは準決勝で敗れた昨夏の全国総体に続き、秋の国体も3位に終わっており、この日の練習でも「日本一になれるチャンスだぞ! おまえたちはずっと『3番』が指定席でいいのか!」と大声で士気を鼓舞した。前回準優勝メンバーの平山主将も「下馬評は向こうが高いけれど、覆したい。3冠を阻止する」と一歩も引くつもりはない。

=2019/01/12付 西日本スポーツ=

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