志免中「ラガール」30日初陣 九州初の中学校女子ラグビー部4月誕生14人所属

志免中ラグビー女子部のメンバー
志免中ラグビー女子部のメンバー
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ボールを奪って走る宮井主将(左)
ボールを奪って走る宮井主将(左)
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 福岡県志免町の同町立志免中学校に、九州で初となる女子のラグビー部が今年4月、誕生した。「志免中ラグビー女子部」。女子部員14人は、30日に開催される「第1回福岡県女子中学生セブンズラグビー競技大会」に向けて日々グラウンドで汗を流す。女子だけで出場する初の公式戦に「ラガール」たちは胸を高鳴らせている。

 6月初旬、大会を控えた選手たちは足を止めることなく放課後のグラウンドでラグビーを楽しんでいた。志免中に男子のラグビー部が創部されたのは2015年。これまで女子選手は男子とともに練習し、混合チームで県中学新人大会などに出場していた。外部指導員の羽山淳監督(53)らが女子の受け皿をつくろうと呼び掛け、「7人が集まったら女子部をつくろう」と宮井遥主将(2年)を中心に部員を集めた。

 女子部の創部前に活動していたのは宮井主将を含め4人。元美術部員や陸上部の砲丸投げ選手、男子部員の妹などが集まり、現在は1年生1人、2年生12人、3年生1人の計14人が所属。ほとんどがラグビー未経験者だ。平日は水曜日以外約2時間練習し、土日は練習試合や2部練習に取り組む。

 宮井主将は小学5年の時に福岡市東区のかしいヤングラガーズでラグビーを始めた。中学入学後は男子部員と練習をしていたが、体力や走力、体格差に壁を感じていたという。女子と練習できるようになった今、練習の楽しさをさらに感じるようになった。「全員が個人のスキルを伸ばして、今年は試合経験を積んでいきたい」と意気込む。

 30日の大会で対戦相手となる福岡レディースラグビーフットボールクラブ(福岡県ラグビースクール選抜)は、試合経験も豊富で全国大会優勝を狙うチーム。平野勉監督(52)は「クラブの練習は週に1回。中学で毎日練習ができるのは今後脅威になる」と警戒する。

 志免中ラグビー女子部が初めて臨む公式戦で、九州の女子ラグビーに新たな歴史を刻む。14人の挑戦はまだ始まったばかりだ。

 ◆福岡レディースラグビーフットボールクラブ(RFC) 2006年に立ち上がった女子ラグビーのクラブチーム。U12、U15、U18、シニアが対象。現在、県内外の中学生26人、高校生30人、大学生12人が所属。毎週日曜日に福岡市東区香椎浜ふ頭のさわやかスポーツ広場などで練習している。福岡県内の中学生チームは志免中を含め、2チームのみ。

=2018/06/26付 西日本スポーツ=

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