東福岡雪辱V 長友先輩お先にSB中西決勝弾 全九州高校サッカー

「才能は自分で創るもの 夢は自分のなかにある!!」と書かれた長友が贈った横断幕を前にスタンドにいる部員たちとハイタッチする東福岡・中西
「才能は自分で創るもの 夢は自分のなかにある!!」と書かれた長友が贈った横断幕を前にスタンドにいる部員たちとハイタッチする東福岡・中西
写真を見る
後半24分にゴールを決めて喜ぶ東海大福岡の川野(中央)
後半24分にゴールを決めて喜ぶ東海大福岡の川野(中央)
写真を見る

 サッカーの全九州高校大会は18日、福岡市のレベルファイブスタジアムで男女の決勝があり、男子は東福岡が1-0で日章学園(宮崎)に勝って3年ぶり7度目の優勝を飾った。昨年と同じ顔合わせとなった決勝で東福岡は後半9分のDF中西渉真(3年)のゴールを守り切った。女子は東海大福岡が1-0で神村学園(鹿児島)を破って初優勝。後半24分に川野愛華(2年)が決勝ゴールを決めた。

 ロシアの地で戦う大先輩より先に東福岡のサイドバックがネットを揺らした。後半9分、中西は左サイドで相手のボールをカットするとワンツーで抜け出し、スルーパス。シュートを打った中村駿のこぼれ球をゴール前まで詰めて押し込んだ。

 東福岡OBで、19日にワールドカップ(W杯)初戦のコロンビア戦に臨む日本代表のサイドバック長友佑都(ガラタサライ)をほうふつとさせる長い距離を駆け上がったプレー。「運動量は他の選手よりも自信があります」と中西は誇らしげに胸を張った。

 長崎・岩屋中時代から駅伝大会に借り出されるほどのスタミナの持ち主。加えて東福岡入学後から長友の体幹トレーニングの教本を参考に体を鍛え、「相手に当たり負けしなくなった」と効果を実感する。今大会は3日間で全4試合をこなすハード日程の中、フル出場。3年ぶりの九州王者奪還の立役者になった。

 昨年は決勝で1-4の大敗を喫した日章学園に雪辱。3年前に全国総体と全国選手権の2冠を達成した2015年度以来の大会制覇を果たしたが、夏の決戦はこれからが本番だ。8月に全国総体を控える。中西ら現3年生は中学3年時に15年度のチームに憧れて入学。「まずはインターハイ(全国総体)の優勝が目標」と全国の頂点を見据えている。

 「前半にもチャンスがあったが、決めきれなかった。全国の高いレベルで戦うには、まだまだ課題がある」と森重潤也監督も全国の舞台を見据える。「あす(19日)は寮で、みんなでW杯を見ると思います」と中西。先輩・長友の勇姿を目に焼き付けて2冠のパワーに変える。 (向吉三郎)

    ◇      ◇

女子は東海大福岡初優勝

 女子は創部5年目の東海大福岡が初優勝を果たした。九州の女子サッカーをけん引してきた神村学園を決勝で撃破。「去年は一度も勝てなかった相手なのでうれしい」と決勝ゴールを決めた川野は素直に喜んだ。

 男子を強豪に育て、3月まで女子を率いた平清孝氏が男女の総監督に就任。日体大卒業後、昨春指導スタッフに加わった山本ひろな氏が監督に昇格した。「男性指導者の方は優しいですけど、私は厳しいです」とチーム強化に“女性目線”を加えた。この日も「(1対1で)戦うところで負けるな」と選手を鼓舞し続け、後半のゴールにつなげた。「全国制覇が目標」と川野は誓う。九州の女子サッカーに新しい伝統を築く。

=2018/06/19付 西日本スポーツ=

西日本新聞のイチオシ [PR]

ソフトバンクホークス選手の写真販売中!

西日本新聞のイチオシ [PR]