新星121期生来月2日から続々 いざ出陣 郷土勢8人紹介

9月22日に行われたボートレーサー養成所修了式を終え、11月にデビューする121期生
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中尾智博
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岡本翔太郎
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羽野諒
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大賀龍之介
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高木圭大
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竹下大樹
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梶山涼斗
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加倉侑征
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9月22日の養成所チャンプ決定戦で優勝した沢田尚也(中央)、2着の上田健太(左)、3着の竹下大樹
9月22日の養成所チャンプ決定戦で優勝した沢田尚也(中央)、2着の上田健太(左)、3着の竹下大樹
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■ボートレーサー養成所初の修了生

 9月22日に「ボートレーサー養成所」(福岡県柳川市)を巣立った121期生25人(女子5人)が、11月2日から全国のボートレース場でデビューする。4月に「やまと学校」から名称が変更され最初の修了生として、郷土勢は8人がプロ選手の仲間入り。期待で胸が膨らむ郷土の精鋭を紹介する。 (後藤正則)

■中尾智博

 忍耐強く努力を続け、念願がかなった。中尾智博は佐賀県嬉野市で育ち、競輪場がすぐそばにある武雄高校に進学。ただ、158センチ、51キロの体格を考えると、ボートレーサーへの思いは揺らがなかった。7度目の受験で晴れて合格。サッカーで培った体力と、持ち前の忍耐力を武器にプロの世界へ飛び込む。

 教官からは「何でもまじめにこつこつとこなす」と評価される一方で、「周りを見て行動するとともに、もっと自分をアピールしてほしい」と激励の言葉も。これからは水上の走りでファンを魅了し、目標とする同じ佐賀支部の峰竜太選手のように、強くて誰からも愛される選手を目指す。

■岡本翔太郎

 7度目の挑戦で念願のボートレーサーに。岡本翔太郎は教官に「何でも器用にこなせて、何をやらせてもトップクラス」と言わしめた逸材。修了記念競走で選手宣誓の大役も任された。

 養成所チャンプ決定戦へ進むには優勝するしかなかったリーグ戦の第6戦で見事にV。ただ、4枠で臨んだ決定戦はSで遅れてシンガリ負け。「この悔しさはプロの世界で必ず返す」と目を光らせた。

 登録番号は5000。「先輩方の重みを感じる。お客さんに覚えてもらいやすいのでは」と話す一方で、「番号が独り歩きしないように結果を残さないと」。常に注目を浴びる登録番号に負けない走りで魅了する。

■羽野諒

 目指すは最強の兄弟レーサーだ。羽野諒は2歳年上の兄・直也の背中を追い掛けてボートレーサーを志し、3度目の受験で養成所に合格した。

 デビューから3年で、トップ格付けのA1昇格を果たした兄譲りのセンスを随所に発揮。リーグ第4戦で優勝し、勝率2位の好成績を収めた。教官も「これからも伸びると思う。体調管理がしっかりとできれば、稼ぐ選手になる」と太鼓判を押す。

 10月には直也が大村でG1を制覇。順調にトップレーサーへの道を歩んでいる。兄に追いつき、追い越して、同じ福岡支部で艇界のトップに君臨する元志・仁志の篠崎ブラザーズを超える活躍に期待が集まる。

■大賀龍之介

 ライバルと互いに高め合い、福岡支部を代表する選手を目指す。大賀龍之介にとって、同期の羽野諒は高校の同級生で、生年月日もたったの2日違い。話題性ではトップレーサーを兄に持つ折り紙付きのサラブレッドに先行を許すが、デビュー後は横一線の戦い。持ち前の強い気持ちでプロの世界に飛び込む。

 目標の選手は、同支部の岡崎恭裕選手。初めて観戦したボートレース芦屋で優勝を飾った姿に心を打たれ、「ボートレーサー」が初めて本気でなりたい夢に変わった。これからは憧れの選手と同じ土俵に立つ。23歳で最高峰のグレードSG競走を制した岡崎選手のように、輝かしい未来へ努力を続ける。

■高木圭大

 生まれも育ちも長崎県大村市。そして父の中学時代の同級生が、長らくトップレーサーとして活躍する落合敬一選手。高木圭大にとって、ボートレースは身近な存在だった。

 小学校から高校まで野球に励み、全てのカテゴリーで主将を歴任。70キロの体重を50キロまで落としたストイックさも魅力だ。養成所ではリーグ戦Vこそなかったが、5番目の勝率でチャンプ決定戦に進出。教官は「負けず嫌いで、整備などへの積極性は一番」と評価する。

 夢は「40億円を稼いで、生涯獲得賞金で歴代ナンバーワン」。原田幸哉選手の移籍で盛り上がる長崎支部を若い力でさらに元気づけて、ボート界でもリーダーへ君臨する。

■竹下大樹

 父に連れて行ってもらったボートレース福岡で竹下大樹は「自分もなりたい」と決意。父の夢でもあったボートレーサーに、5度目のチャレンジで合格した。

 「キツかったけど、楽しくて仕方がなかった」と振り返った養成所時代は、リーグ戦全6戦のうち4優出し、第5戦でV。養成所チャンプ決定戦は不利な6コースから3着に食い込み、郷土勢でただ一人、表彰台に立った。教官からも「基本に忠実に旋回ができている。かなり伸びる可能性を秘めている」と評価が高い。

 自身が感銘を受けたように、今度は「見てくれた人の記憶に残るレースを」して、多くの人に感動と勇気を与える。

■梶山涼斗

 親子3代の悲願を果たした。梶山涼斗は幼少期から祖父と父とともにレース場へ何度も足を運び、ボートレースに魅了された。きっかけをつくった2人は、過去に本栖研修所を受験。自分たちが成しえなかった夢を託され、2度目の挑戦でボートレーサーへの道を切り開いた。

 教官からは「好奇心旺盛で、年長者を引っ張るような馬力もある」と人間性を高く評価された。

 目標はファン投票1位。持ち前の元気の良さに実力が備われば、佐賀支部の先輩でもあり、ボートレース界の顔でもある峰竜太選手のような、強くてファンからも愛される選手になるのは間違いないだろう。

■加倉侑征

 転んだ数だけ強くなる。加倉侑征は、121期のドボンキング(転覆王)と呼ばれるほど何度も何度も転覆を繰り返した。教官も「入れ込み過ぎての凡ミスが目立った」と苦笑いする一方で、「基本に忠実で、しっかりとハンドルが切れる。きっかけ一つで、大きく化けるかもしれない」と潜在能力の高さを評価する。

 いまやトップレーサーでボートレース界の顔ともいえる峰竜太選手も「学校時代(当時)は自分が一番、転んだ」と、かつては転覆を繰り返したそうだ。そこからはい上がり、現在の地位を築いた。転んでもタダでは起きない。着実に成長を遂げて、峰選手に勝るとも劣らない強さを身に付けてみせる。

=2017/10/31付 西日本スポーツ=

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