ボートレーサー123期生来月デビュー 九州・山口5戦士を紹介 スタートダッシュだ!!1・2・3GO

11月にデビューする123期生
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山田真聖
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真鳥康太
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真鳥章太
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品川二千翔
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山口広樹
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養成所チャンプ決定戦、1周目2Mを回る各艇
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 9月21日に「ボートレーサー養成所」(福岡県柳川市)で修了式を行った123期生の24人(女子4人)が11月、全国各地でデビューする。昨年4月から養成訓練にかかる費用が無償化されてから、2回目の修了生となる。養成所では1年間の厳しい訓練を乗り越え、プロとして新たな一歩を踏み出す。同日行われた「養成所チャンプ決定戦」は郷土勢から唯一、山田真聖(19)=山口支部=が出場し、6着だった。山田以外の九州・山口勢は4人。その5人を紹介する。 (荒木翔吾)

■山田真聖(山口) 夢はでっかく賞金王

 自らを負けず嫌いと分析する山田真聖(やまだ・まさきよ)。この世界に入るきっかけは「地元レーサーの柳瀬(興志)さんに連れて行ってもらった徳山でのペアボートの迫力」と言う。このあとボートレーサーへの道を目指すことになったが、わずか1回のチャレンジで門戸を開いた。

 全7戦のリーグ戦通算勝率は、郷土勢最高の6・06。修了記念競走は「養成所チャンプ決定戦」に6号艇で出場した。「枠なりの6コースなので、まずはしっかりとSを行きたい」とチャンプを狙ったが、結果は6着。それでもSは宣言通りにコンマ10を踏み込み、十分に見せ場は作った。

 常日頃からボートのことを考えるという生粋の“ボートっ子”の夢は「SGレーサーと賞金王になりたい」とでっかい。教官も「取り組み姿勢や考え方は面白い。さらなる飛躍に期待」とエールを送る。デビュー戦は11月17~22日の下関。「不安ばかりだが元気を出していく」。チャンプを逃した悔しさはプロの世界で晴らす。

▼兄弟で同時デビュー

■真鳥康太(長崎) 6年半社会人の24歳

 ボートレーサーになるという強い信念が結実した。真鳥康太(まとり・こうた)は地元の大村ボートで観戦したレースに憧れて、1年に2回行われるボートレーサー養成試験に挑戦。しかし、吉報は届かないまま約6年半の社会人生活を続けた。「とにかく受かりたい」と、実に14回目の受験で合格を勝ち取った。

 24人の修了生では、最年長グループの24歳。教官からは「思い切りのある豪快な旋回が持ち味」と評価される一方「思い切りの良さが事故につながることも。持ち味を生かして、冷静さを持って成長してほしい」と激励の言葉をもらった。全7戦のリーグ戦では優勝戦に乗ることはできなかったが、プロの世界で活躍してみせる。

 同期の真鳥章太は実の弟。「思ったことは何でも言い合える」と常に刺激し合った。11月21~25日の大村ボートで、章太よりもひと足先にデビュー戦を迎える。「そのデビュー戦が楽しみです」。篠崎兄弟に負けない“真鳥ブラザーズ”を目指して、新たな一歩を踏み出す。

■真鳥章太(長崎) 卓球でインターハイ

 誰からも応援してもらえるレーサーに-。真鳥章太(まとり・しょうた)は「体を動かす仕事がしたい」ことがきっかけで、ボートレーサーへの道を決心。7回目の受験で狭き門を突破した。

 佐世保工高時代には卓球でインターハイに出場。養成所で行われたリーグ戦(全7戦)では郷土勢最多の3優出するなど、運動神経は折り紙付きだ。教官からは「派手さはないが、着実に実力をつけてきた」と評価されながらも、ときには「大胆さも必要だ」とハッパを掛けられるケースも。デビュー後は選手の最高ランクである「A1級を維持すること」を目標に飛躍を誓う。

 目標にするレーサーは記念戦線などで活躍する、G1ウイナーの赤坂俊輔。「旋回に安定感とスピードがあるから」と、同じ長崎支部の大先輩に憧れを抱く。いつかは互角に渡り合えるように、一歩ずつステップアップを目指す。同時にデビューする兄・康太の存在も「心強いしうれしかった」とかけがえのないものになった。デビュー戦は、11月28日~12月2日までの大村。「楽しみでもあり、不安もあります」。まずはしっかりと地元ファンにアピールする。

■品川二千翔(山口) 山口県大会準V 元高校球児

 小中高と白球を追いかけて、山口県立熊毛南高時代には、第96回全国高校野球山口県大会で準Vを経験した品川二千翔(しながわ・にちか)。野球からボートレーサーへの方向転換は「親に連れて行ってもらって、ボートレースの迫力に魅力を感じた」から。2回目の挑戦で養成所への切符を手にした。

 全7戦のリーグ戦通算勝率は4.93とまだまだだが優出は2回。実技訓練を担当した荘林教官は「好まれそうな人間性なので、周りからかわいがられるはず。技量も同期の上位と大差はない」と、デビュー後の活躍を期待する。「ファンからかっこいいと思われる、強いレーサーになりたい。勝ちにこだわりたい」。山口支部の層をさらに厚くするためにも、その言葉を体現してみせる。

 養成訓練中の思い出は、初めての模擬レース。選手招聘(しょうへい)訓練で触れあった原田篤志の「考え方などがかっこよかった。弟子に就きたい。デビュー戦が楽しみ」と目を輝かせた。野球で培った瞬発力を武器に、ボート界に新たな風を吹き込む。

■山口広樹(福岡) 生粋の若松っ子 目標は田頭

 ボートレースは幼い頃から身近な存在だった。山口広樹(やまぐち・こうき)は、若松ボートのすぐ近くで生まれ育ち「父がかなえることができなかった夢」でもあるボートレーサー養成試験を、見事1回でクリアした。

 訓練期間中の選手招聘(しょうへい)訓練も思い出だ。同じ福岡支部の江崎一雄が「全力でぶつかってきてくれたこと」に感銘を受けた。情けない思いをしたのは冬の休暇中に体重が60キロまで増えたこと。養成所に戻った後は、1週間ほど訓練参加を許されず「意識が変わった」と振り返る。その後の頑張りもあって全7戦のリーグ戦では2回の優出を果たした。

 目標とするのは地元若松のSGウイナー・田頭実。「ファンのために走れる選手になりたい。そうすれば自分自身にも返ってくる」と、まさに田頭のスタイルを継承するつもりだ。教官からは「責任感が強く期を支えてきた。気持ちをコントロールして飛躍へつなげてほしい」と温かいエール。激戦区の福岡支部で成長して、ボート界を代表する選手を目指す。

 2018/10/22付 西日本スポーツ

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