水上彩る美女レーサー(1)芦村幸香

3月に自身2勝目を挙げたホームプールの下関で、笑顔を見せる芦村幸香
3月に自身2勝目を挙げたホームプールの下関で、笑顔を見せる芦村幸香
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※データは2013年7月16日現在。
 
 変革を続けるボートレース界の中で今、最もアツいのが女子レース。男子顔負けの白熱したバトルを水上で繰り広げているが、ヘルメットの中は美貌の乙女たち。その中でもひときわ輝きを放つのが、モデルから華麗なる転身を遂げた美女レーサー・芦村幸香(28)=山口=だ。デビューして2年目。選手としてのさまざまな苦悩や喜び、また結婚観などプライベートも赤裸々に告白。その素顔に迫った。また“アイドルレーサー”の先輩でもある鎌倉涼(24)=大阪=や、今年から長崎支部に加わった人気急上昇中の癒やし系・滝川真由子(25)にも、ボートレースに対するアツい思いを聞いた。 (渡辺将司)

芦村幸香 “華麗なる転身”から卒業

 -デビュー1年半。ここまでを振り返って。

 「悩んだり焦ったりであっという間でした。レースは厳しいし、難しいし…。同期が次々と初勝利を挙げても、私は取り残された感じでした」

 -そんな中、デビュー丸1年の大村(長崎県)で初勝利。

 「そのレースは正直、あまり覚えていなくて(笑)。時間がたって実感が湧いてきました」

 -その後、地元・下関でも1着を挙げた。

 「声援も多かったし、うれしかったですね。私は地元で愛されるレーサーになりたいので」

 -モデルからの華麗なる転身と言われるが。

 「選手としての技術面より、それを言われることが精神的にキツかった。『恋のから騒ぎ』っていう番組に出演させてもらったのも、1回オーディションに受かっただけ。なのに『恋からレーサー』って呼ばれて…」

 -過去が重荷に?

 「でも今の私の成績では仕方ないこと。もっと実力を付けて、その肩書を消したいですね」

 -プライベートは?

 「楽しんでいます。買い物したり、友達とお茶したり。それと最近は釣り。魚は食べるのも大好きで、あとはメカブとか山芋とかナマコとか…」

 -おじさんたちの好きな居酒屋メニューばかり。体重管理は大変?

 「いえ、お酒は全く飲めなくて、好きな食べ物がたまたまそうなんですよ(笑)。体重も、減量より増やす方が大変(※軽すぎるとボートに重りを積むため不利になる)。筋トレをして、プロテインも取っています」

 -28歳。結婚は?

 「ボートレースのことで精いっぱい。恋愛、結婚どころではないです。でも、ママさんレーサーとして頑張る先輩方を見ていると、子どもは欲しいかなって思うときもある。まっ、結婚はタイミングがあれば、ですね」

 -今後の目標を含めて、ファンに一言。

 「目の前のことを一つ一つクリアしていくのが自分の性格に合うので、まずB2級からB1級に早く上がるのが目標。今は下手くそですが、練習はいっぱいしているので、私の舟券を買ってください。まだまだ大穴ですが、いつかは本命になりたいです(笑)」

 ◆芦村幸香(あしむら・さちか)1985年6月9日生まれの28歳。山口県下関市出身。157センチ、44キロ。高校卒業後、雑誌やイベントなどでモデルとして活動し、2010年にはテレビ番組「恋のから騒ぎ」に出演。同年にボートレーサー養成所「やまと学校」に109期生として入学。11年11月に下関でデビューした。昨年の獲得賞金は598万円。

 【ボートレース女子戦線】

 ボートレーサーの総数は1579人。うち女子は187人。人数は全体の1割程度だが、女子レースの人気の度合いはその割合をはるかに上回り、売り上げ面でも好調。それゆえ、女子のレース路線も年々充実化が図られている。

 昨年は年末の大一番としてG1賞金女王決定戦(優勝賞金1000万円)を新設。来年は、その賞金女王への出場権を懸けた最後のバトルの場として、11月にG2レディースチャレンジカップ(同400万円)を新設する。さらに、年末の賞金女王決定戦は、来年の住之江(大阪市)大会から最終日が12月31日と日程が移され、一年の大トリを女子が務めることになる。

 なお、ボートは男女の区別なく争うため、女子も賞金額で上位に食い込めば、業界最高峰の年末の一大決戦「賞金王決定戦」(同1億円)に出場できる。

 女子が出走する主なレース

 ◆G1女子王座決定戦(8月開催)開催年5月までの1年間の勝率上位など52人が出場。女子の強豪がほぼ勢ぞろいする。今年は8月6~11日に鳴門(徳島県)で開催。

 ◆G1賞金女王決定戦(12月開催)11月末までの年間獲得賞金上位12人が出場。女子王座以上に出場枠が狭いため、男子を相手にSGやG1レースでも好走するなど、女子トップ級の活躍が必要。今年は12月12~15日に芦屋(福岡県)で開催。来年からは12月28~31日の開催。

 ◆女子リーグ戦、オール女子戦(随時開催)女子リーグは出場資格がデビュー16年未満で、育成の意味合いも含まれる。オール女子(来年からオールレディース競走の名称に)は全ての女子に出場資格があり、今年の女子王座以降の開催からは、優勝者に翌年の女子王座への優先出場権が与えられる。

 ◆男女W優勝戦(随時開催)男女半数で別々に予選を戦い、それぞれで優勝を目指す。最終日の敗者同士のレースなどでは、男女混合レースの場合も。

 ◆男女混合戦(随時開催)男子に混じって、5~10人程度の女子選手が出場。

 ◆グレードレース 企画レースのG2は、女子選手の出番が増加傾向。最高位のA1級の女子は、G1にもしばしば出場する。最高峰のSG戦にも出場権を得た女子が出場。最も機会に恵まれるのは、ファン投票で出場者が決まる笹川賞で、毎年6人前後が選ばれるのが恒例。

 ◆G2レディースチャレンジカップ(11月開催)2014年度に新設される。SGチャレンジカップとの同時開催で、1~10月の年間賞金上位20人が出場。14年11月25~30日に下関(山口県)で開催することが決まっている。

=2013/7/16付 西日本スポーツ=

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