サガン鳥栖 鹿島に力負け 豊田先制PKも「相手のやりたいペース」

鹿島に逆転負けし、肩を落とす鳥栖イレブン(撮影・伊東昌一郎)
鹿島に逆転負けし、肩を落とす鳥栖イレブン(撮影・伊東昌一郎)
写真を見る
前半23分、PKを決める豊田
前半23分、PKを決める豊田
写真を見る
前半27分、鳥栖・藤田(左から2人目)は鹿島・土居(同3人目)を倒しPKを与える
前半27分、鳥栖・藤田(左から2人目)は鹿島・土居(同3人目)を倒しPKを与える
写真を見る

 サガン、連勝逃す-。サガン鳥栖はアウェーで昨季王者の鹿島に1-2で逆転負けを喫した。前半23分にエース豊田陽平主将(32)のPKで先制したものの、直後にミスも絡んで2失点。後半は試合巧者の相手にうまく逃げ切られた。今季初の連勝はならず、順位も前節の11位から13位に後退した。大型補強した今季だが、勢いに乗れない。

 昨季のJ1王者に、鳥栖が圧倒されたわけではない。それでも、終わってみれば黒星。「相手のやりたいペースで試合を運んでしまった」と豊田主将は首をひねった。それこそが、試合巧者鹿島の“術中”にはまった証しだった。

 先手を取ったのは鳥栖だった。前半23分に相手のハンドでPKを獲得。これを豊田がゴール真ん中の上に決めた。「反応のいいGKというイメージがあったけど、うまく駆け引きができた」。だが、隙を逃さないのが、勝負強さを誇る鹿島だ。5分後に今度は鳥栖の藤田がファウル。PKを献上し追い付かれた。さらに同41分にはCKから勝ち越しを許した。

 後半は攻勢に転じたものの、決定的な場面はつくれなかった。鹿島にはリーグ戦通算4勝2分け5敗と健闘しているが、カシマスタジアムでは2015年から3連敗だ。マッシモ・フィッカデンティ監督は「相手は一瞬でも気の抜けたプレーをしたら逃さないと言っていたけど…。1-0になったことを生かし切れなかったのが一番のポイント」と指摘。豊田も「もう少し賢くプレーしないといけなかったし、ACL(4月26日、アジア・チャンピオンズリーグ)の疲労を隠せない相手のスローなテンポに付き合ってしまった」。優位に立ちながら、力を発揮できなかったことを悔やんだ。

 前節、上位の神戸を破った勢いを持続できず、今季はいまだに連勝はない。元日本代表のGK権田ら大型補強を敢行し、上位を目指す今季。そろそろ波に乗りたい。 (伊藤瀬里加)

=2017/05/01付 西日本スポーツ=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]