サガン鳥栖 水野、千金同点弾 アウェー清水戦、貴重な勝ち点1

後半ロスタイム、同点ゴールを決め、雄たけびを上げる鳥栖・水野(左から2人目)(撮影・伊東昌一郎)
後半ロスタイム、同点ゴールを決め、雄たけびを上げる鳥栖・水野(左から2人目)(撮影・伊東昌一郎)
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後半ロスタイム、GKをかわし左足で同点ゴールを決める鳥栖・水野(左)(撮影・伊東昌一郎)
後半ロスタイム、GKをかわし左足で同点ゴールを決める鳥栖・水野(左)(撮影・伊東昌一郎)
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 故郷で劇弾! サガン鳥栖は清水と1-1で引き分けた。後半ロスタイム、元日本代表で移籍後初のリーグ戦出場となった水野晃樹(31)が値千金の同点ゴールを決めた。J1では3年ぶりの得点。鳥栖はアウェー6試合で3分け3敗とまたも白星を挙げられなかったが、エースで主将の豊田陽平(32)をけがで欠く中で貴重な勝ち点1をゲットした。

 ■GKかわし左上へ

 後半ロスタイムは既に4分が経過していた。表示は5分。鳥栖にとって最後ともいえるチャンスで百戦錬磨の31歳が同点弾を決めた。鎌田が出した前線への長いパスを富山がヒールで流し、趙東建がスルー。ボールをもらった水野はそのまま相手GKをかわし、ゴール左上に突き刺した。「軌道は見えていた。皆でつないだゴール」。甲府時代の2014年以来、3年ぶりのJ1弾だった。

 前節横浜M戦で負傷したエース豊田が欠場。故障が理由では2年ぶりに不在となった中、前半に先制され、水野は後半25分に移籍後初めてリーグ戦に出場した。清水の本拠地が地元で、2004年の市原(現千葉)でのプロデビュー戦もIAIスタジアム日本平だった。「縁があるし、ここが大好き。負けている状態だけど楽しもう」。そんな思いで立ったピッチで結果を出してみせた。

 ■指揮官「称賛に値」

 今年1月に仙台から移籍。加入後は伝統の走り込みで体重は6キロ、体脂肪率も5%ほど落ちた。体が絞れたことで徐々にコンディションも上がっているという。切れ味鋭い動きと、GKとの巧みな駆け引きから生まれたゴールを、フィッカデンティ監督も「あの状況で冷静に決めたのは称賛に値する」とたたえた。

 今季の鳥栖はアウェー全6試合で白星なし。エースもいない不利な状況だったが、水野の故郷弾で何とか勝ち点1を拾った。次節のG大阪戦もアウェー。「チャンスをもらったときに結果を出せるよう、虎視眈々(たんたん)と(ゴールを)狙いたい」。経験豊富な切り札として、次は新天地を“7度目の正直”へと導く。 (伊藤瀬里加)

 ◆水野晃樹(みずの・こうき)1985年9月6日生まれ。静岡市清水区(旧静岡県清水市)出身。清水商高から2004年に市原(現千葉)入団。08年からはセルティック(スコットランド)でプレーし、10年に柏でJリーグ復帰、今季仙台から鳥栖に移籍した。日本代表では通算4試合に出場。173センチ、66キロ。利き足は右。

=2017/05/15付 西日本スポーツ=

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