J1鳥栖6連敗 今季最多3失点、無得点時間375分はワースト2位

後半、ゴール前で競り合う鳥栖・趙東建(9)(撮影・説田浩之)
後半、ゴール前で競り合う鳥栖・趙東建(9)(撮影・説田浩之)
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 ああ、白星だけでなくゴールまで遠く…。サガン鳥栖が同じく下位に低迷しているG大阪に完敗した。後半だけで3点を失い、クラブワーストを更新する6連敗。勝ち点でもG大阪に抜かれて17位に後退した。開幕から11試合連続失点の守備だけでなく、4月11日の柏戦を最後に375分間得点がなく、屈辱が極まった格好。残留ラインも遠のく一方だ。

 どん底から抜け出せない。後半に守備が崩壊した鳥栖が今季ワーストの3失点。攻撃も迫力を欠き、4試合連続でゴールを奪えなかった。J1昇格後、クラブで2番目に長い375分連続無得点。「攻守のバランスを崩すのが早すぎた。攻撃と守備がつながっていることを意識しないと、めちゃくちゃになる」と原川は危機感を募らせた。

 元コロンビア代表のイバルボや、池田ら前線の選手を故障で欠く。中盤で簡単にボールを奪われるため、つなぐサッカーをできず、苦し紛れのロングボールを多用せざるを得ない。相手DFの裏を突きたい前線と、カウンターを恐れて前に出られない最終ラインの間が間延びし、相手が自由自在にボールを運ぶスペースができてしまった。

 後半23分にG大阪のスローインからパスをつながれ、倉田のミドル弾で先制点を献上。DF陣はそろっていたが、吉田主将は「(今季は)いつもDFの人数がいるのに失点している。ボールに向かう選手とカバーする選手をはっきりしないと」と連係不足を反省した。

 4試合連続の無得点で連敗は6に伸びた。「下を向く必要はない。けが人が戻るまで耐え、全員そろったときに巻き返す」。マッシモ・フィッカデンティ監督の“希望的観測”とは別にイバルボの復帰時期は不透明。この日は趙東建が頭を打って脳振とうの疑いで大阪府内の病院に運ばれた。

 次々とストライカーが離脱する緊急事態。他クラブから選手補強をしたくても、規定により7月下旬までは出場登録ができない。効果的な策が見えてこない鳥栖のトンネルは長く深い。 (末継智章)

=2018/04/30付 西日本スポーツ=

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