鳥栖7連敗 J1でのクラブワースト更新

後半38分、札幌に決勝ゴールを許した鳥栖イレブン(撮影・式町要)
後半38分、札幌に決勝ゴールを許した鳥栖イレブン(撮影・式町要)
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前半、鳥栖・藤田(8)が頭でゴールを狙うも阻まれる
前半、鳥栖・藤田(8)が頭でゴールを狙うも阻まれる
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サポーターからの質問に答える鳥栖・竹原社長
サポーターからの質問に答える鳥栖・竹原社長
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 ホークス効果もなくJ1でのクラブワースト7連敗だ。鳥栖がホームで札幌に1-2で敗れた。5試合ぶりのゴールで先手を取りながら、ジュリーニョに連続ゴールを許して逆転負け。相手を上回る11本のシュートを浴びせたが、2点目が遠かった。この日は、福岡ソフトバンクとの提携試合。ホークスの応援歌も鳥栖には届かなかった。

 気持ちは切れていない。選手、そしてサポーターも。7連敗を告げるホイッスルがなった後も鳥栖のゴール裏では、応援の歌が響き、選手を鼓舞し続けた。「見ている人も(気持ちを)感じるゲームだっただけに悔しい」。主将の吉田が痛恨の表情を浮かべた。

 相手を運動量で上回り、前節まで8戦無敗の札幌を圧倒。シュート数でも相手を上回った。後半6分にリーグ戦初先発の安庸佑のゴールで先制した。欠場を続けるイバルボとともに前節の試合中にピッチに倒れ込んだ趙東建も、この日のピッチに不在。前線の選手が不足する大ピンチで5試合ぶりにゴールを決めた救世主の誕生だ。気持ちのこもった守備も披露。トンネルの出口は見えかけていたが、「負の連鎖」は断ち切れない。後半17分、中盤の要の福田が右脚の負傷で退場。運動量も落ち始めた同34分、38分に後半途中からピッチに立った札幌のジュリーニョに立て続けにゴールを許した。

 「勝ち点3をもらうにふさわしいゲームだったが…」とフィッカデンティ監督は嘆いた。「内容、意識はいいのに勝てない。何かを変えないと変わらない」と吉田。最下位の名古屋に勝ち点で並ぶ17位。クラブ、選手、サポーターの結束力が試される。 (向吉三郎)

   ◇    ◇

試合前に竹原社長がサポーターと対話 不振を謝罪、監督解任は否定

 J1でクラブワーストの連敗を喫するなど低迷するサガン鳥栖の竹原稔社長が2日、現時点での監督解任を否定した。札幌戦の前にスタジアムの外でサポーターと対話する機会を設け、「監督の解任はないです。はっきりいいます」と公言。「(試合前で)戦う前に、それを考えているのはおかしい」と付け加えた。

 竹原社長は不振にあえぐ現状について「クラブに責任がある」とサポーターに謝罪。夏の移籍期間の選手獲得については手薄なセンターバックとセンターFWを中心に補強を進めていく考えを明かし、「期待を裏切らない選手を」と強調した。

 サポーターからは韓国Kリーグの蔚山に期限付き移籍中のFW豊田の早期復帰を望む声もあり、「可能性はゼロではない」と竹原社長は回答。永井隆幸強化部長が「彼と常に連絡はとっている。Kリーグで結果を出せずに苦しんでいる。逃げて帰ってくるようなことはしたくないだろう」と現状を説明した。

 6試合連続で欠場が続くイバルボについて竹原社長は「筋肉系の故障だが、練習はしている。もう帰ってくる」と説明。ただ、前節のG大阪戦の試合途中にピッチに倒れ込んだFWの趙東建が「疲労やストレスがあり、体調が優れない」と長期離脱の可能性があることも示唆した。

=2018/05/03付 西日本スポーツ=

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