J1鳥栖、収穫のドロー 執念の勝ち点1

後半、ゴール前でボールをクリアする鳥栖・権田(中央)(撮影・中村太一)
後半、ゴール前でボールをクリアする鳥栖・権田(中央)(撮影・中村太一)
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スコアレスドローで試合を終え、タッチを交わす吉田(23)ら鳥栖イレブン
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 収穫のドローだ! サガン鳥栖は敵地で浦和と対戦し、0-0で引き分けた。攻め手を欠いて浦和に鳥栖の4倍以上のシュート9本を放たれながらも、GK権田修一(29)を中心とした粘り強い守備で対応。今季リーグ戦14試合目で初めて無失点に抑え、4万人を超える観衆でほぼ赤く染まった埼玉スタジアムで、2試合連続の勝ち点をもぎとった。

 体力は尽きていた。タイムアップを告げるホイッスルが鳴ると、鳥栖の選手数人がピッチに座り込んだ。シュート数は鳥栖の2本に対して9本で、CK数も1本に対し10本。押し込まれても崩れず、リーグ戦では今季初めての無失点に抑え、GK権田も「強い相手と敵地で対戦し、得点をゼロに抑えられたことはいいこと」と手応えをにじませた。

 雨が降り続く中でも権田の守備は安定していた。後半、マウリシオに強烈なシュートを浴びたが、しっかり防いだ。DF陣に安心感をもたらした。悪夢の7連敗時と異なり、最後まで粘り抜いたチームに主将の吉田も「ポジティブなこと」と前向きに捉えた。

 ただ勝ち点3には程遠い。前半のシュートはゼロ。権田も「無失点だから全てOKとはならない」と首を振る。後半は故障明けのイバルボと、昨年9月の敵地での浦和戦で2点を挙げた田川を投入。ただ得点に至らず、吉田は「もっと攻撃に厚みが必要」と指摘した。

 フィッカデンティ監督も無失点を評価しながら「少しアグレッシブになれなかったのは、今の順位の影響もあると思う」と語った。勝ち点1の上積みも、いまだ自動降格圏内の17位。敵地で耐えた経験を、反攻への糧としたい。 (山田孝人)

=2018/05/14付 西日本スポーツ=

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