J1鳥栖、権田の“神の左手”でドロー 古巣F東京の猛攻にスーパーセーブ連発

後半、FC東京のシュートをファインセーブする鳥栖・権田(撮影・式町要)
後半、FC東京のシュートをファインセーブする鳥栖・権田(撮影・式町要)
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 サガン鳥栖がスーパーセーブを連発したGK権田修一(29)の活躍でFC東京と0-0で引き分けた。ワールドカップ(W杯)ロシア大会に伴う中断期間前最後のリーグ戦で、上位を争う相手にホームで奮闘。3試合連続の勝ち点を手にした。リーグ戦再開後の初戦は7月18日のアウェー湘南戦。順位はJ2降格圏の17位のままでも、今の上り調子を続けて反撃態勢を整える。

■3戦連続勝ち点

 古巣相手に“ワンマンショー”を演じた。攻撃面で見せ場をつくれなかった鳥栖が権田の「神の手」に救われた。「勝ち点1をもたらしてくれた」。リーグ戦2位のFC東京を相手に貴重な勝ち点を積み上げた立役者を、マッシモ・フィッカデンティ監督はたたえた。

 下部組織育ちの権田にとって、FC東京は2014年W杯ブラジル大会の日本代表へと押し上げてくれた愛着のあるクラブだ。後半の立ち上がりは、正面からの強烈なシュートを左手で阻止した。終盤には右サイドからのヘディングシュートを横っ跳びし、再び左手ではじき出した。相手の決定機を何度もはね返して「最低限の仕事はできた」と淡々と振り返った。

 ハリルホジッチ前監督から日本代表に招集されたこともあったが、W杯ロシア大会の候補となる30日のガーナ戦のメンバーからは漏れた。「今の状態で(W杯に)出ても日本のためにはならない」と冷静に受け止めた一方でこう口にした。「サッカーをやり続ける以上はずっと狙う」。その思いをプレーで表現し、存在をアピールした。

 権田のセーブが際立ち、2試合連続のスコアレスドロー。順位は自動降格圏のままでW杯の中断期間に入る。「僕が活躍しない試合の方がいい。勝ち点1を積み重ねても上とは離れる。3を取れるチームにならないと…」と権田は危機感を隠さない。約2カ月の中断期間で浮上へのエネルギーをチャージする。 (向吉三郎)

=2018/05/21付 西日本スポーツ=

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