J1鳥栖・田川「半端ない」エースに U19代表ロシア合宿で西野Jから刺激

U-19ルビン・カザンとの練習試合でボールをキープするU-19日本代表の田川(右)
U-19ルビン・カザンとの練習試合でボールをキープするU-19日本代表の田川(右)
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 伝説はオレが継ぐ!! ワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本代表と同じカザンで練習していたU-19(19歳以下)日本代表のFW田川亨介(19)=J1サガン鳥栖=が合宿を終え、2022年W杯カタール大会でのエースストライカー襲名を目標に掲げた。日本代表戦を2試合観戦し、W杯で活躍中の大迫勇也(28)=ブレーメン、鹿児島県南さつま市出身=を見て課題のポストプレーを学習。20年東京五輪を経て、4年後は自分が「半端ない」エースになる決意を示した。

 日焼けした顔が日本をたつ前より精悍(せいかん)になっていた。18日から約1週間行われたロシア・カザンでのU-19日本代表合宿。夢舞台で戦うフル代表の選手を目の当たりにし、田川はビンビンと刺激を受けた。

 「こんな体験はできない。世界のレベルの高さをもろに感じた。自分があのピッチに立つイメージをしてみると、全然足りないところだらけ。でも4年後は僕ら下の世代が突き上げ、自分が“半端ない”存在になっていないといけない」

 日本代表の2試合と練習を見学し、21日にはコロンビア戦でベンチスタートだったメンバーと非公開の練習試合を実施。トラップなど基礎的な技術の正確さに目を奪われた。中でも目に焼き付けたのが、今大会で大ブレークした大迫だ。

 田川がうなったのは、決勝点を決めて「半端ない」と称賛されたコロンビア戦はもちろん、それ以上にセネガル戦でのプレーだった。大迫は身長195センチのクリバリ(ナポリ)と196センチのサネ(ハノーバー)相手にポストプレーで当たり負けず、攻撃の起点となって敵将にも絶賛された。

 「ボールが自分の近くに落ちてくるときに相手と体をぶつけて、マイボールにしていた。ぶつかるタイミングをわざと遅くしている。パスを受けた後の判断も速く、すごく勉強になった」

 鳥栖のフィッカデンティ監督やフル代表のコーチを兼任する東京五輪代表の森保一監督からもポストプレーの向上を求められているだけに、世界と互角以上に戦う日本人ストライカーのプレーは貴重な手本となった。26日のU-19ルビン・カザン戦(30分×3本)では得点こそ奪えなかったものの、大柄な選手を相手に再三ボールをキープ。わずかだが進化の証しを残した。

 今回の遠征は日本協会が未来のフル代表候補に大舞台を体験させる目的で行った。U-19日本代表の当面の目標は10月に開幕するU-19アジア選手権(インドネシア)での優勝だが、田川の視線は20年東京五輪、22年W杯にある。「まずは鳥栖で試合に出ることが大事。(7月中旬の)リーグ戦再開までに自分を高めていく」。豊田陽平の復帰で厳しさが増す鳥栖のスタメン争いを制し、今度は「ポスト大迫」として大舞台の切符をつかみ取る。 (末継智章)

◆田川亨介(たがわ・きょうすけ)1999年2月11日生まれ。長崎県諫早市出身。鳥栖での背番号は27。6歳からサッカーを始める。佐賀・高志館高に進学して鳥栖U-18入り。2016年にトップチームに2種登録され、昨季プロ契約。今季は2月23日の神戸との開幕戦でJリーグのシーズン第1号を決めた。J1リーグ通算38試合6得点。年代別代表では17年のU-20(20歳以下)W杯に出場した。181センチ、70キロ。

=2018/06/28付 西日本スポーツ=

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