虎の子1点はトーレスでも金崎でもなく J1鳥栖3カ月ぶり○で自動降格圏脱出

試合終了後、タッチを交わす鳥栖・フェルナンドトーレス(左)と吉田(撮影・菊地俊哉)
試合終了後、タッチを交わす鳥栖・フェルナンドトーレス(左)と吉田(撮影・菊地俊哉)
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後半、ヘディングシュートを放つフェルナンドトーレス(9)
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後半、ドリブルでC大阪・マテイヨニッチをかわす鳥栖・金崎(左)
後半、ドリブルでC大阪・マテイヨニッチをかわす鳥栖・金崎(左)
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 J1サガン鳥栖が7戦ぶりの勝利で自動降格圏から脱出した。ホームC大阪戦で前半にCKから主将の吉田豊(28)がゴール。この1点を一丸の守備で守り切り、1-0で勝利。17位から16位に順位を上げた。V・ファーレン長崎はアウェーで浦和と0-0で引き分け、貴重な勝ち点1を挙げた。

 待望のゴールを決めたのは「神の子」でも金崎でもなかった。前半15分に鳥栖が得た右CK。相手にはね返された球を、吉田が右足で蹴り込んだ。「前日の練習でも決めた形。思い切って隅を狙った」と手応え十分の弾丸シュートが左ポストに当たってゴールへ。鳥栖にとってベストアメニティスタジアムでの得点は5月6日の清水戦以来約3カ月ぶりで、リーグ戦の勝利もそのとき以来。殊勲弾の主将は「涙が出そう」と目を潤ませた。

 ゴール自体は4試合ぶり。ただ、得点した7月18日のアウェー湘南戦は相手のオウンゴールだった。自分たちで決めたゴールも5月の清水戦以来だ。その突破口を開いたのは鳥栖の持ち味の守備。先制点につながったCKは金崎が相手DFを追い、バックパスのミスを誘って獲得したものだ。

 フェルナンドトーレスも後半終了直前に交代するまで献身的にプレスをかけ、1点を死守。「きょうはチームが得点した後、守ろうとした。状況は分かる。チームのために守りも頑張った」と胸を張った。金崎は鹿島で、元スペイン代表も前所属のアトレチコ・マドリード(スペイン)で守備を鍛えられており、献身的に守る鳥栖の戦術に早くも溶け込んでいる。

 今季初の無失点勝利にフィッカデンティ監督は「きょうが鳥栖にとって再スタートの日だ」と反攻への手応えを得た。

 攻撃面でも後半28分に金崎が相手GKと1対1になるなど、カウンターから決定機を演出。司令塔の小野が警告累積による出場停止の試合を最高の形で乗り切った。大型補強の効果で鳥栖が攻守ともによみがえってきた。 (末継智章)

=2018/08/06付 西日本スポーツ=

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