J1鳥栖、敵地で意地の勝ち点1 権田、古巣F東京を完封

前半、シュートに飛び付く鳥栖GK権田(撮影・伊東昌一郎)
前半、シュートに飛び付く鳥栖GK権田(撮影・伊東昌一郎)
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 16位のサガン鳥栖は3位のFC東京と0-0で引き分けた。鳥栖の勝ち点は26で依然16位。前半にフェルナンドトーレス(34)がリーグ戦9試合目で初めて警告を受けた。その後の好機でも決めきれなかったが、今月の親善試合で日本代表入りしたGK権田修一(29)の堅守もあって、敵地で貴重な勝ち点を手にした。次節の15日はホームで首位広島と対戦する。

 アウェーで上位相手に貴重な勝ち点1を積み上げた。代表復帰を果たした権田を中心にリーグ戦2試合連続無失点。古巣相手の一戦で堅守を誇った権田は「勝ちたかったけど、試合を通してしっかりとゼロに抑えられて良かった」と笑みを浮かべた。

 前半は互いに決定機が少なかったが、後半は激しい攻防を繰り広げた。FC東京の大森、ディエゴオリベイラに枠内へのシュートを浴びたが、権田が冷静に防いだ。DF陣も体を張ってスコアレスドロー。フェルナンドトーレスからも「大事なドローを取れたのは権田のおかげ」と守護神はたたえられた。

 権田にとっては「特別なところ」での一戦だった。FC東京の下部組織で育ち、酸いも甘いも味わってきた味の素スタジアム。昨年鳥栖のメンバーとして初めて同スタジアムに立った際は「人生で一番つらいというか」と試合後に号泣した。鳥栖で存在感を示し、新生森保ジャパンの初陣に名を連ねる。「元気でプレーしているのを見せることが恩返しになる」。この日は笑顔で代表復帰を報告した。

 もっとも勝ち点1では物足りない部分もある。J2自動降格圏の17位G大阪とは勝ち点2差に縮まった。権田は「勝ち点40は重ねないと残留できない、とロッカーで声を掛けている。他チームどうこうより、あと5勝以上して40に持っていく」と力を込めた。

 次節はホームで首位を独走する広島と対戦。それでも川崎、FC東京と上位を相手に無失点の鳥栖の守備力は通用する。「勝ち続ければ(残留は)見えてくる」。九州のクラブで唯一の日本代表は、合流前にゼロ封の置き土産を残した。 (小畑大悟)

=2018/09/03付 西日本スポーツ=

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