J1鳥栖フィッカデンティ監督電撃更迭 トーレス補強生かせず

6日の湘南戦で指揮を執った鳥栖のフィッカデンティ監督
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 サガン、指揮官電撃更迭!! J1で自動降格圏の17位と低迷しているサガン鳥栖が、マッシモ・フィッカデンティ監督(50)を成績不振に伴って更迭することが8日、分かった。後任はトップチームのコーチを兼任している金明輝(キム・ミョンヒ)U-18(18歳以下)監督(37)が昇格する。2012年のJ1昇格から7年目。初の降格危機に直面している九州の雄が、指揮官交代で残留を目指す。

■残留へ残り5戦

 崖っぷちのサガンがついに動いた。鳥栖は故障者が相次いだ影響もあって7勝9分け13敗の勝ち点30。残り5試合で自動降格圏内の17位と低迷している。今季何度となく監督解任のうわさが浮上し、フロントが否定してきたが、リーグ戦が約2週間中断するこの期間で立て直しを図るために決断した。

 2016年に就任したイタリア出身のフィッカデンティ監督は緻密な守備を構築し、同年に11位、17年は8位と着実に順位を上げてきた。しかし今季は4~5月にJ1昇格後クラブワーストとなる7連敗を喫した。

 クラブは超大型補強を進め、7月に元スペイン代表の世界的ストライカー、フェルナンドトーレス(34)と元日本代表の金崎夢生(29)の獲得に成功。韓国Kリーグ蔚山に期限付きで移籍していた豊田陽平(33)も復帰させたが、3人合わせてわずか3得点と力が発揮できないままだ。総得点23はリーグ最少とゴール欠乏症は改善されず、0-1で敗れた6日の湘南戦ではフェルナンドトーレスが加入後初めて起用されなかった。

■J1最少23得点

 初タイトルを目指すクラブは、天皇杯でベスト8まで勝ち残っているとはいえ、12年のJ1昇格後初めてのJ2降格が現実味を帯びている。金明輝新監督は今季、鳥栖U-18をプリンスリーグ九州2連覇に導いた。8月からトップチームのコーチも兼任している。指揮官交代には、育成組織強化に尽力した新監督を中心に、再度結束を図る狙いがあるとみられる。

 チームの休養日だった8日、佐賀県鳥栖市内のクラブハウスにスタッフが集まり、緊急ミーティングを開いたもようだ。金明輝新監督は9日の練習から指導し、20日のアウェー仙台戦から指揮する予定。クラブはフィッカデンティ監督に別のポストを用意する考えだ。

 ◆金明輝(キム・ミョンヒ)1981年5月8日生まれ。兵庫県出身。和歌山・初芝橋本高から2000年に当時J1の市原(現千葉)に入団。甲府、富山やKリーグ、JFL、関西リーグでもプレーし、11年に当時J2の鳥栖に移籍して同年限りで引退。現役時はDF。J1リーグ戦出場はなく、J2リーグ戦で通算37試合、1得点。引退後は鳥栖の下部組織を指導し、U-15監督を経て、16年にU-18監督に就任。

=2018/10/09付 西日本スポーツ=

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