J1鳥栖、降格圏脱出15位浮上 原川気迫Vヘッド

勝利を喜ぶ鳥栖イレブン(撮影・菊地俊哉)
勝利を喜ぶ鳥栖イレブン(撮影・菊地俊哉)
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後半、長崎・中村(20)のシュートをセーブするGK権田
後半、長崎・中村(20)のシュートをセーブするGK権田
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後半、長崎・高杉(左)と競り合うフェルナンドトーレス
後半、長崎・高杉(左)と競り合うフェルナンドトーレス
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 ◆明治安田生命J1:第31節 鳥栖1-0長崎(4日・ベアスタ)

 “残留ダービー”はサガン鳥栖に軍配が上がった。原川力(25)が執念のヘッドを決め、V・ファーレン長崎を1-0で撃破。ホームでクラブ史上2番目に多い2万2669人が入った大一番を制し、勝ち点を36に伸ばして残留圏内の15位に浮上した。最下位の長崎は4戦勝ちなしとなり、勝ち点29のまま。次節10日の結果次第では降格の可能性もある崖っぷちに立たされた。

 両拳に自然と力がこもった。九州ダービーを制し、大きな勝ち点3を手にした鳥栖イレブンはガッツポーズで勝利をかみしめた。監督就任後2戦連続の白星を挙げた金監督は「選手たちがファイトしてくれた。僕が感動した」と力闘をたたえた。

 開始直後のアクシデントを物ともしなかった。日本代表GK権田の顔面に長崎のMFの足が当たり、下唇を負傷。流血があったが、約5分後にはピッチに戻り、執念でゴールを守り抜いた。

 前半ロスタイムにはファンマのヘディングシュートを右に横っ跳びし、右手一本でセーブ。けがを負ったシーンを「待っててブロックするより、アタックすることが相手のプレッシャーになる」と振り返った守護神の奮闘にフィールドの選手たちも応えた。後半15分、原川がGKと衝突しながら、こぼれ球を押し込む気迫のゴール。その先制点を権田が好セーブ連発で守りきって完封勝利に導いた。

 「けがは痛いが、勝ち点3を取れればいいと思う。残り3試合でやりきりたい」。試合後、権田は唇を縫った痛々しい姿で意欲をみなぎらせた。この日、元日本代表GKの川口(J3相模原)が引退を発表。「僕にとって目標。偉大な先輩のおかげで日本代表としての地位があり、そういう選手を越していかないといけない責任がある」。日本代表を守り抜くためにも、降格は許されない。 (広田亜貴子)

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キャプテントーレス闘志 「残り3試合も全部勝つ」

 鳥栖のフェルナンドトーレスがキャプテンマークを巻いて出場し、闘志あふれるプレーで勝利へと導いた。マークは試合前に金明輝監督から渡され「他の選手やスタッフのことが気になって」と一度は断った。再び促されると「責任感が出たし、誇りに思った。自分自身を信じていこうと思った」と発奮。前線から献身的にプレスをかけるなど守備でもハッスルした。「一体となって戦えたのがうれしい。残り3試合も全部勝つ」と自力での残留へと気持ちを向けた。

=2018/11/05付 西日本スポーツ=

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