J1鳥栖、残った アジア王者の鹿島とドロー

鹿島と引き分けてJ1残留を決め、サポーターの声援に応えるフェルナンドトーレス(左から3人目)ら鳥栖の選手たち(撮影・中村太一)
鹿島と引き分けてJ1残留を決め、サポーターの声援に応えるフェルナンドトーレス(左から3人目)ら鳥栖の選手たち(撮影・中村太一)
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 ◆明治安田生命J1:第34節 鹿島0-0鳥栖(1日・カシマ)

 残った!! サガン鳥栖がアジア・チャンピオンズリーグ王者の鹿島と0-0で引き分け、勝ち点41の14位でJ1残留を決めた。12~16位の5チームが勝ち点41で並んだが、鳥栖は得失点差でJ2とのプレーオフに回る16位磐田を上回った。試合後、元スペイン代表のフェルナンドトーレスがチーム残留の意思を表明。来季の巻き返しを期した。最下位が確定しているV・ファーレン長崎は清水と4-4で引き分けた。

 試合終了のホイッスルが響くと、イレブンは抱き合って喜び合った。鹿島まで駆けつけた多くのサポーターも沸いた。鳥栖が熾烈(しれつ)を極めた残留争いに生き残った。「最低限のノルマを達成できて良かった」。今季途中から指揮した金明輝監督も胸をなで下ろした。

 勝ち点1を取れば自動残留が決まった一戦。金監督は「引き分け狙いでいけるほど、鹿島さんは甘くない」と、積極的に攻めた。前半は互いに攻め合う好ゲームを展開。後半は鹿島のカウンターに苦しみ、劣勢の時間が続いたものの、前線からの守備ができる池田、豊田を投入。アジア王者を相手に無失点でしのぎ、0-0で終わらせた。

 今季は序盤に7連敗を喫するなど苦戦を強いられた。特に、総得点はリーグ最下位の29得点と攻撃が不振。7月に元スペイン代表フェルナンドトーレス、元日本代表の金崎が加入したもののチーム状態は上向かなかった。10月にマッシモ・フィッカデンティ前監督を解任し、下部組織のU-18(18歳以下)を率いていた金監督が就任。攻撃の連係面を中心に立て直し、就任後の5試合は3勝2分けと持ち直した。

 J1の年間順位では過去最低の14位。来季監督について、竹原稔社長は「今から強化部と将来どうするか話して決めたい」と話すにとどめた。「自分がやるか分からないけど、今年を教訓にして、優勝できるだけのチームづくりをしないといけない」と金監督。降格危機を乗り越えた経験を生かし、来季こそ悲願のタイトルに挑戦する。 (伊藤瀬里加)

=2018/12/02付 西日本スポーツ=

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