J1鳥栖・トーレス一問一答 11月24日横浜M戦で決勝点 「あのゴールが残留決めた」

横浜M戦で決勝ゴールを決めて喜びを爆発させるフェルナンドトーレス=11月24日
横浜M戦で決勝ゴールを決めて喜びを爆発させるフェルナンドトーレス=11月24日
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 -今季はJリーグを初めて経験し、チームは残留争いをした。

 「日本に来る前から、鳥栖が非常に難しい状況にあると分かっていた。本当に難しく苦しいシーズンだったが、仲間のおかげで残留できた」

 -11月24日の横浜M戦で決めた決勝点が残留につながった。

 「クラブにとっても大事な瞬間だった。シュートを打とうとした瞬間、ニアサイドが鮮明に見え、1秒もない中で決断した。あのゴールが残留を決めた」

 -来日直後の会見で「自分が何かを与えるより、皆さんが私に教えてくれる」と言っていた。

 「みんなが自分に合わせるより、私がチームに合わせる方が簡単だった。特にシーズン中だったので、チームの戦い方や目指すものに早く適応しなければいけなかった」

 -ピッチの外でも日本の文化に適応しようとしている。インスタグラムでは南蔵院(福岡県篠栗町)を紹介していた。

 「厳島神社(広島)にも行ったし、夏には糸島に行った。時間があれば天神や博多に出向いている。ラーメンは“全種類”食べたよ(笑)。屋台とか一風堂とか。とんこつのにおいもまったく問題なく、大好きだよ」

 -九州場所の千秋楽も観戦した。

 「場所前に(会った横綱)白鵬から相撲に関する歴史やルーツを教えてもらい、相撲が神道と関係があり、自然を敬っていることを学んだ。実際に見に行くと、予想外のものだった。力士が闘う姿ももちろん感動したけど、土俵の周りを囲む空気感がすごく良かった。すっかり大ファンになった」

 -来季も鳥栖に残る意思を表明した。鳥栖の改善点とは。

 「先進国の欧州と日本を単純比較するのは難しい。ただ、日本の選手たちは技術に自信を持ってプレーしているが、技術を信じすぎてチームの戦術を忘れてしまいがちだ。特に試合の後半では攻撃をする人と守備をする人に分かれてしまい、中盤に誰もいないことがある。戦術は守備だけでなく攻撃もよりよくし、得点するチャンスを増やす。90分間、徹底しないといけない」

 -スペイン代表でともにプレーした親友のイニエスタ(J1神戸)とも対戦した。

 「イニエスタも私と同じように感じていたよ。チームがよりよい方向に進むため、自分がどのようにすればいいのか。時間がたつにつれて分かってくるだろう」

 -日本で感じたギャップは。

 「欧州も南米もサッカーは一番大事で、新聞でも(紙面全体の)80%ぐらいはサッカーを扱っている。だから1試合負けただけでも大変だ」

 -日本でサッカーをもっと人気スポーツにしてほしい。

 「もちろん。時間がたてば欧州のように、周りからの重圧を感じなければいけなくなる状況になる。そうすればJリーグの選手はもっと強くなるだろう」

 -後進の育成にも力を注ごうとしている。

 「私が失敗したり悪いプレーをしたりすれば、子どもたちもまねをしてしまう。子どもたちに私のプレーを見てもらい、好きになってもらうことが私の責任だ」

 -最後に、来季の目標を書いてほしい。

 「願い事を書き留めたら、それはかなわないんだ。だから遠慮するよ。ごめんね」

 ◆フェルナンドトーレスの今季リーグ戦得点

 ▼8月26日 第24節○3-0G大阪(ベアスタ)=2-0の後半41分、福田からの右クロスを頭で合わせる。リーグ戦出場8試合目で初得点。

 ▼10月20日 第30節○3-2仙台(ユアスタ)=先制した直後の前半39分、小野からの左クロスに対してニアサイドへ走り込み、頭でねじこむ技ありゴール。就任1試合目だった金明輝監督に白星をささげた。

 ▼11月24日 第33節○2-1横浜M(ベアスタ)=1-1で迎えた後半33分のショートカウンターで金崎からパスを受け、DFをかわして右足を一閃(いっせん)。左隅に決めて決勝点。劇的な逆転勝利で15位を死守し、残留につなげた。

=2018/12/09付 西日本スポーツ=

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