J1鳥栖初勝利 クエンカ救った トーレス負傷交代

ホームで今季初勝利しサポーターにあいさつする鳥栖の選手たち
ホームで今季初勝利しサポーターにあいさつする鳥栖の選手たち
写真を見る
後半ロスタイム、頭で合わせゴールを決める鳥栖・クエンカ(左から3人目)
後半ロスタイム、頭で合わせゴールを決める鳥栖・クエンカ(左から3人目)
写真を見る
後半、磐田・アダイウトン(15)と競り合う鳥栖・原
後半、磐田・アダイウトン(15)と競り合う鳥栖・原
写真を見る
後半、交代する鳥栖・フェルナンドトーレス
後半、交代する鳥栖・フェルナンドトーレス
写真を見る
写真を見る
写真を見る
後半47分 クエンカのゴール
後半47分 クエンカのゴール
写真を見る

 ◆明治安田生命J1第4節 鳥栖1-0磐田(17日・駅前不動産スタジアム)

 助っ人弾で待望の初勝利!! サガン鳥栖に今季加入した元バルセロナ(スペイン)のクエンカ(27)が後半ロスタイムに華麗な技からJリーグ初ゴールを決め、1-0で今季リーグ戦初勝利を収めた。鳥栖にとっては、4試合目での今季初得点。元スペイン代表のフェルナンドトーレス(34)が負傷退場するなど厳しい状況に陥っていたチームを救った。大分トリニータは藤本憲明(29)の2得点で2-0と横浜Mに快勝。2009年11月22日の川崎戦以来、3402日ぶりにホームでJ1リーグ戦勝利を飾った。

■後半36分から登場

 美技からの劇的な一発に自ら酔いしれた。0-0で迎えた後半ロスタイム。原川の左クロスに、途中出場のクエンカが頭で合わせた。ゴール裏の看板を跳び越え、両手でかたどったハートマークをサポーターの方へ突き出す。「うれしすぎて、何も考えられなかった」。移籍後初ゴールが開幕3連敗のチームを救う決勝弾となり、試合後も興奮を抑えきれなかった。

 後半開始直後にフェルナンドトーレスが右太ももに違和感を訴え、自ら交代を申し出た。開幕から勝ち点どころかゴールも取れていなかった鳥栖にとって非常事態。後半17分には高橋祐がこの日2枚目の警告を受けて退場となり、数的不利を強いられた同36分にクエンカの出番が来た。

■個人技から突破口

 「自分が出れば必ずゴールを決めると思っていた」。ロスタイムの決勝弾を導いたのは、クエンカの華麗な個人技だった。中盤でドリブルしながら相手2選手が迫ってくると、背を向けて横に1回転しながら抜き去る通称「マルセイユルーレット」でかわし、3選手目が襲ってきたところでノーマークの味方へヒールパス。突破口を開いて自身の決勝点につなげた。カレーラス監督は「数的不利でも効果的なプレーができると示せた」と同郷の背番号7の攻撃力をたたえた。

 バルセロナで欧州チャンピオンズリーグやクラブワールドカップに出場した経験のある司令塔。開幕直前の練習で右足首を痛めて2試合を欠場し、前節のFC東京戦がJリーグデビュー戦だった。今も違和感を抱えるため出場時間は制限されるが「周りの人が良くしてくれるので、生活はかなり快適。日本でも自分の良さを出せる」と見知らぬ国でのプレーに適応できている。

 マルセイユルーレットは、バルセロナのライバル、レアル・マドリードで活躍した元フランス代表ジダンに憧れ、磨いてきた技だ。「いつも格好良いプレーをやるように心がけている。自分の状態もチームの内容も上向きで、自信を得ていけばより良くなる」とクエンカ。フェルナンドトーレスの状態は気がかりだが、新たな攻撃の要がチームに勢いをもたらす。 (末継智章)

   ◇    ◇

U-22代表の原、初無失点に貢献 「代表でもアピールする」

 新潟から今季加入したU-22(22歳以下)日本代表の原が、リーグ戦では今季初の無失点に貢献した。右サイドバックで先発し、前節ゴールを決めた磐田のアダイウトンにシュートを1本しか許さなかった。昨夏のジャカルタ・アジア大会決勝で韓国代表の孫興民(トットナム)を抑えるなど隙のない守りが持ち味。U-23(23歳以下)アジア選手権予選(ミャンマー)のため、チームを一時離れる新戦力は「代表に行く前に無失点に抑えられ、いい波に乗れた。代表でもアピールしたい」と力を込めた。

=2019/03/18付 西日本スポーツ=

西日本新聞のイチオシ [PR]

ホークス下剋上日本一!西スポ2018アーカイブス

西日本新聞のイチオシ [PR]