打ちまくる柳田、全打席に共通点 お立ち台の発言に見える“本心”

6回1死、柳田は中前打を放つ
6回1死、柳田は中前打を放つ
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 ◆2018日米野球:第2戦 日本12-6MLB選抜(10日・東京ドーム)

 リーグ2位からポストシーズンを勝ち抜いて日本一となったソフトバンクの柳田が、侍ジャパンで止まらない勢いを見せている。

 日米野球第2戦で、日本代表での自身14試合目で初めての4番。当初の4番山川は、CSファイナルステージから試合間隔が空いたこともあって本調子には遠い状態。代わって柳田が5番から昇格となった。

 いきなり初回の第1打席で先制左前打を放つと、第2打席で左中間へ2ラン、第3打席も左前適時打。第4打席は変化球に体勢を崩され中飛かと思われたが、MLB選抜の中堅手ピラーは、思わず一歩下がってから前進。その前にポトリと落ちる安打となった。

 4打席4打数4安打でお役御免。2夜連続のお立ち台に上がった柳田は、2試合連続アーチについて「思いっきりボールをしばいたろうと思っていた。いい結果になってほんと良かったです」と納得顔だ。打席での意識を聞かれると「リラックス。リラックスです、今日は」と返した。

 前夜のヒーローインタビューでは、同様の質問に「来た球を、当てられる球を、しっかり当てる。その中で自分のスイングをしようと思いました」と答えてから「シンプルイズベスト!」と続けている。

 第1戦での柳田の打席を見る。第1打席でMLB選抜の先発ゲラの初球をファウルし、2球目はボール、3球目を打って二ゴロ。第2打席は2ボールからの3、4球目をファウルし、5、6球目はよく見て四球を選んだ。アンドリースと対した第3打席は申告敬遠。第4打席はマキューの初球、2球目をファウルし、3球目のカーブで空振り三振。5打席目は1ボールから高めに入ったイェイツの2球目カーブを、バックスクリーンに放り込む逆転サヨナラ2ランにした。

 5打席とも最初のストライクを打ちにいっている。そして全14球で見逃しのストライクは1球もなかった。日本のシーズンと違い、相手投手との対戦経験は極端に少ない。そこで様子を見るより、好球必打に徹している様子がうかがえる。「来た球、当てられる球にしっかり当てる」という言葉は、実際の行動にそのまま当てはまった。

 スタイルは第2戦も一貫して変わらない。第1打席は初球、高めのカットボールを打って三塁手の脇を破った。第2打席も高めに入った初球のカーブを、十分に引きつけてフルスイング。左腕ジョンソンと対した第3打席は、1ボールからの2球目、内角に抜けてきたストレートを左前へはじき返した。第4打席も1ボールから甘く入った2球目カーブを打っている。

 全4打席で最初のストライクを打ちにいき、見逃しストライクはこの試合もなし。第1戦との違いと言えば、ファウルがなく、4打席とも一発でフェアゾーンに飛ばしたことだった。

 お立ち台で柳田は「明日(11日)からも試合ありますし、まだまだ頑張りたいなと思います」と意欲を語った。打者の手元で動く変化球を駆使しつつも、ストライクゾーンで勝負するのが米国のスタイル。もっとも、MLB選抜のマッティングリー監督も「どの打者にも穴がある。うまく見つけて突かないと」と話しており、第3戦以降でどう対処するかも注目される。

=2018/11/11 西日本スポーツ=

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