侍・森、予告通りの「バット折り」 8回に稲葉ジャパンデビュー わずか6球で三者凡退の貫禄

8回に登板し、三者凡退に抑えた森
8回に登板し、三者凡退に抑えた森
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 ◆ENEOS侍ジャパンシリーズ2019:第2戦 日本6-0メキシコ(10日・京セラドーム大阪)

 野球日本代表「侍ジャパン」の森唯斗投手(27)=福岡ソフトバンク=が貫禄の投球だ。8回に登板して1回をわずか6球、3人でピシャリ。稲葉ジャパン初選出の昨季セーブ王が、その力を見せつけた。攻撃では初回無死満塁、4番の吉田正尚外野手(25)=オリックス=が、豪快な先制満塁弾を放って流れを呼んだ。侍ジャパンは6-0の快勝。逆転負けした初戦の雪辱を果たした。

■「緊張しなかった」

 森の名は8回にコールされた。6点のリードに守られながら、稲葉ジャパンでの初登板で持ち味を見せつける。1死からV・メンドーサに3球続けてカットボール攻め。「前の2球が少し甘かった」と修正した3球目は内角へ。代表選出時の会見で「バットを折るくらいの気持ちで行く」と予告していた通り、バットをへし折って、二ゴロに仕留めた。わずか6球で三者凡退。これで、今春の実戦は5試合続けてのパーフェクト投球だ。

 「3年前よりは緊張しなかった。いつも通りに投げられたし、いい感じで投げ続けられている」。初招集時から成長を遂げている右腕からは貫禄さえ漂う。

 昨季37セーブで初のタイトルを獲得。今回の強化試合では山崎との「ダブルストッパー」に指名されていた。当初は第1戦で9回に登板予定だったが、先攻のチームが敗れ登板機会が流れた。そのため、第2戦で山崎につなぐセットアッパー役を務めた。「向こうが侍ジャパンの経験もあるし、そこの差は大きい。今年、追い越せるようにしたい」。投手で唯一、稲葉監督体制で全選出されているストッパーに敬意を示した。

 ただ、ブルペンの投球練習前にも入念なウオーミングアップで汗を出してから行う森の姿は、山崎にも刺激を与えている。「準備を100パーセント怠らない。学ぶことが多い」と山崎は謙虚に受け止めた。

 今季、森は所属のソフトバンクでも昨年4月の右股関節手術から復活を目指すサファテとダブルストッパーとして起用されるプランもある。「開幕までに、もう一段階(調子を)上げて、『行け』と言われたところで投げます」。“予行練習”でもしっかり結果を出し、自信を手にチームに戻る。 (鎌田真一郎)

 ◆建山投手コーチ(ダブルストッパーに指名した森と山崎について)「セットアッパーやクローザーは外国人が務めるチームが多い中で、2人の経過は見守っていく」

=2019/03/11付 西日本スポーツ=

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