侍・吉田正の打撃に衝撃 SB上林の覚悟、外野競争勝ち抜く!

10日のメキシコとの強化試合で、初回に満塁弾を放った吉田正(左)を迎える上林(中央)
10日のメキシコとの強化試合で、初回に満塁弾を放った吉田正(左)を迎える上林(中央)
写真を見る

 東京五輪で恩返し! 福岡ソフトバンクの上林誠知外野手(23)が11日、侍ジャパンの激烈な外野手争いを生き抜く覚悟を示した。キャンプ終盤に右臀部(でんぶ)の張りが出て調整が遅れながら、メキシコ代表との強化試合2試合にフル出場。ただ初めて稲葉ジャパン入りしたオリックス吉田正が満塁弾を放つなど強烈なインパクトを与えた。ライバルが増える中、稲葉ジャパン“皆勤賞”の若武者は結果を残し、五輪への道を切り開いていく。

■「しっかり結果を」

 吉田正のパワフルな打撃に、上林は改めて衝撃を受けた。「今回の(メンバーの)中でも頭一つ抜けている。大舞台でもきっちり打てるし、自分の形でしっかり打っている。自分もそうなりたい」。初めて稲葉ジャパン入りした吉田正は、メキシコとの初戦で先制打を含む2安打1打点。4番に座った第2戦で満塁弾を含む2安打5打点の活躍を見せた。稲葉ジャパン常連の外野手で、同僚の柳田や西武の秋山やDeNAの筒香、広島の鈴木に続く強力なライバル出現となった。

 稲葉ジャパン“皆勤賞”の上林も意地を見せた。2月のキャンプ終盤に右臀部(でんぶ)の張りで別メニューとなった影響もあり、オープン戦4試合で13打数2安打と振るわなかった。それでも、1番で起用されたメキシコとの第1戦では3安打。5番を打った2戦目は4打数無安打に終わったが、試合後に稲葉監督からねぎらわれた。「あんまり打席に立っていなかったんだろ? その状態で来てくれてありがとう」。指揮官の気遣いに、いっそう日の丸への思いを強めた。

 「気に懸けてもらって(2017年のアジアプロ野球チャンピオンシップから代表に)4度連続で呼んでもらった。後は成績を出して、期待に応えるだけ。周りから『あいつは特別』と思われたくない。結果を出せば、監督も選びやすいだろうし、そういうところを目指していく」

 昨季は自身初めて全試合に出場し打率2割7分、22本塁打、13盗塁の成績を残した。だが、この先、文句なしに侍の一員となるためには、目標に掲げる「トリプルスリー」に匹敵する成績が求められる。

 11月にはプレミア12、来夏には東京五輪が控える。五輪のメンバーは24人。最後の選考で漏れては、恩を返せない。「そうなるのは悔しい。五輪に出るためにも、チームでしっかり結果を残したい」。東京での金メダルを狙う稲葉監督を胴上げするためにも、高いハードルを越える。 (鎌田真一郎)

=2019/03/12付 西日本スポーツ=

西日本新聞のイチオシ [PR]

ホークス下剋上日本一!西スポ2018アーカイブス

西日本新聞のイチオシ [PR]