秀岳館、攻守隙なし 3季連続4強入り 興奮のアルプス「このまま頂点へ」

4強入りを決め、歓喜に包まれる秀岳館のアルプススタンド
4強入りを決め、歓喜に包まれる秀岳館のアルプススタンド
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 第89回選抜高校野球大会準々決勝の29日、秀岳館は高崎健康福祉大高崎(群馬)を下し、昨年の春夏に続く3季連続の4強入りを果たした。木本凌雅一塁手(3年)の2点本塁打など15安打9得点の猛攻に、川端健斗投手(3年)は2失点の完投。相手を寄せ付けない圧倒的な試合運びに、アルプス席も「4強の壁」突破への期待を一層高めた。

 「調子はいい。思い切って振る」。試合前、そう意気込んだ初先発の竹輪涼介二塁手(3年)が一回表、チームを勢いづけた。ショートへの内野安打で出塁。続く3番の木本選手が放った打球は快音を残し、左翼席へ。ここまで1安打と不振だっただけに、父薫さん(47)は「心配していた。甲子園初ホームランの念願がかなった」と頬を緩めた。

 攻めるだけでなく、守りも隙がない。川端投手は一回から4者連続三振と文句なしの立ち上がり。三回裏には二塁から中前打の間に本塁を狙った相手走者を、藤本舜中堅手(3年)が矢のような返球で刺し、球場を沸かせた。藤本選手と仲がいいという生徒の福田彩加さん(3年)は「かっこいい」。

 三回表、半情冬馬(はんじょうとうま)遊撃手(3年)と竹輪選手の連打後、木本選手が犠飛で1点追加。四回表にも藤本選手や川端投手ら4本の長短打を絡め、4点を加えた。半情選手の弟航生君(8)は、家族が特注した秀岳館の子ども用ユニホームで「とうま、がんばれ」。川端投手の父芳和さん(45)も「よく打った」と興奮気味だった。

 最終回にも山下竜哉右翼手(2年)のこの日3本目の安打で1点追加。中盤、相手が得意とする盗塁で進塁を許すなどして失点したものの、川端投手は13奪三振を記録。最後の打者を一塁ゴロに仕留めると、アルプス席は手をたたき合って喜びを爆発させた。野球部員の川口祐伍さん(2年)は「このまま日本一に」と話した。

=2017/03/30付 西日本新聞朝刊=

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