センバツ初勝利へ“東筑愛”込めた曲 応援40年の国語教諭が作詞作曲 第1試合でエール送る

吹奏楽部(右)の演奏で初めてのオリジナル応援曲メドレーを練習する応援部員たち=13日夕、北九州市八幡西区の東筑高
吹奏楽部(右)の演奏で初めてのオリジナル応援曲メドレーを練習する応援部員たち=13日夕、北九州市八幡西区の東筑高
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 23日開幕する第90回選抜高校野球大会。開会式直後の第1試合で、昨夏に続く甲子園出場となる東筑(福岡)は東北大会の覇者・聖光学院(福島)と対戦する。センバツ初勝利の“使命”を帯びたチームに、東筑応援部は初のオリジナル応援曲メドレーでエールを送る。作詞作曲は同校OBで応援部顧問の国語科教諭、増本俊記さん(49)。野球部応援を重ねて40年という筋金入りの“東筑愛”を込めた。

 大会に合わせて作られたのは、定番応援曲「コンバットマーチ」をモチーフにした軽やかな「ネオ・コンバット」、アップテンポで勢いづける「ミッション」、重厚感のある「レジェンド」のメドレー。2曲目はチームの使命、3曲目は石田姓がエースの年は甲子園に出場するという東筑の「石田伝説」から名付けた。今年のエースは石田旭昇(あきのり)投手(3年)だ。

 増本さんにとって「東筑は庭みたいなものでした」。同校の近くで育ち、母傳枝(つたえ)さん(76)は理科の主任実習助手。野球部の記録管理を担当していた母に連れられてグラウンドに顔を出し、ユニホームを着せてもらってボール拾いもした。当時、主将だった青野浩彦監督(57)は、ダッシュ練習の本数をごまかす部員がいれば増本さんがすぐ指摘するため「サボれなくてきつかった」と苦笑する。

 1978年、小学4年の夏に初めて甲子園で東筑を応援した増本さん。高校も迷わず東筑を受験し、教員になると2012年に母校へ赴任、15年に応援部顧問になった。これまで、春夏合わせて5大会を現地で見守った。そんな東筑愛が高じ、今大会出場がほぼ確実になった昨年10月、オリジナル曲での応援を決意。応援部員5人が演舞を考え、先月末、ようやく吹奏楽部との練習にこぎ着けた。

 東筑のセンバツ出場は3度目で、過去に出場した1985、98年はいずれも初戦敗退。増本さんは「新たな応援で選手たちには夢舞台で躍動してほしい」。開幕試合で、応援団もアルプススタンドで選手たちと一緒に戦う。

=2018/03/23付 西日本新聞朝刊=

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