伊万里・古賀選手と大阪桐蔭・柿木投手 夢舞台で旧友対決 「速球、もう逃げない」「打たせない」

甲子園球場で再会し、健闘を誓い合う伊万里の古賀昭人選手(右)と大阪桐蔭のエース柿木蓮投手(保護者提供)
甲子園球場で再会し、健闘を誓い合う伊万里の古賀昭人選手(右)と大阪桐蔭のエース柿木蓮投手(保護者提供)
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 第90回選抜高校野球大会に21世紀枠で初出場した伊万里(佐賀)は26日の初戦で昨春の覇者、大阪桐蔭に挑む。150キロに迫る快速球で名をはせる大阪桐蔭エース柿木蓮(かきぎれん)投手(3年)は佐賀県多久市出身。伊万里の3番打者、古賀昭人選手(3年)とは中学時代、共に白球を追ったチームメートだ。当時から抜きんでていた柿木投手をまぶしく見つめてきた古賀選手は、憧れの大舞台での対決に「もう逃げない」と闘志を燃やしている。

 2人が所属していたのはプロ野球選手も生み出した硬式野球チームの佐賀東松ボーイズ(同県唐津市)。エースで主将だった柿木投手の直球は中学3年時で143キロを記録。世界大会の日本代表にも選ばれた。三塁手だった古賀選手は「柿木が投げると球が飛んでこない。守備の必要がないくらいだった」と振り返る。

 中学3年の夏。柿木投手が右肘を打撲するけがをしたときは、付きっきりでサポートした。そんな古賀選手に柿木投手も「人が嫌がる仕事を率先してやるいいやつで、守備も鉄壁」と信頼を置いていた。それでも、2人がマウンドと打席で向き合うことはなかったという。打撃に自信がなかった古賀選手は「柿木の速球が怖くて打席に立てなかった」と打ち明ける。

 だが、今は違う。古賀選手の打力は伊万里の吉原彰宏監督の指導で開花。昨年の公式戦ではチーム2位の打点をたたき出すなど、攻撃の要に成長してきた。

 センバツ開会式の前日、甲子園球場のスタンドで2人は再会を果たした。「普段、対戦相手は気にしないけど、古賀なら意識してしまう。でもヒットを許すつもりはない」と話す柿木投手に対し、古賀選手は「柿木が相手なら10割打つ」。逃げていた昔の自分は、もういない。

=2018/03/26付 西日本新聞朝刊=

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