V5でも若手に注文 ソフト上野「ただで使っているわけではない」/アジア大会

2回、3ランを放った山本(手前左)のヘルメットをなでて祝福する上野
2回、3ランを放った山本(手前左)のヘルメットをなでて祝福する上野
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 ◆アジア大会 ソフトボール決勝・日本7-0台湾(24日・ジャカルタ)

 世界一の鉄腕が決勝で存在感を発揮した。先発したチーム最年長の36歳、エース上野由岐子(ビックカメラ高崎)が3回を投げて被安打1、無失点。台湾を5回コールドで下して達成した5連覇に「日本の強さをアピールすることができている」とうなずいた。

 「様子見で、テンポは悪かった」という初回、いきなりピンチを迎えた。先頭打者は原田の好捕もあって左飛に仕留めたが、外野深くまで打球を飛ばされた。その後、右中間二塁打と四球で1死一、二塁。ここでギアを入れ直して後続を打ち取ると2、3回は無安打。4回から藤田にマウンドを譲った。

 今大会は若手の経験を優先させ、上野の登板は決勝を含めて2試合にとどまった。普段から後輩たちに積極的に助言を送るが「ただで若い投手を使っているわけではない。おのおのがどれくらいアピールできたのか」と注文は厳しい。

 金メダルを獲得した北京五輪から10年。今も新球習得への研究を重ねるなど、宇津木監督が「常に新しい自分を探している」とうなる求道者だ。自身を超す存在がいないことに、もどかしさも感じている。

 今大会の開会式で旗手を任された。3大会ぶりにソフトボールが実施競技に復帰する東京五輪に向けても「顔」といえる存在だ。「ソフトボールを注目してもらえたことがうれしかった」。アジア5連覇も「通過点」と言い切る右腕。再び日本中を沸かせる日まで、理想を追い求める。(伊藤瀬里加)

=2018/08/25 西日本スポーツ=

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