稀勢の里引退、九州からもねぎらい

引退会見で涙を流す横綱稀勢の里
引退会見で涙を流す横綱稀勢の里
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 九州の相撲ファン、関係者からも稀勢の里関の引退を惜しむ声が上がった。

 稀勢の里関がいる田子ノ浦部屋の九州後援会「九伸会」会長で、全国組織の同部屋後援会会長も務める長谷川裕一氏(78)=仏壇製造販売はせがわ相談役=は「本当によく頑張った。あっぱれだ」とたたえた。「土俵、稽古場では神懸かった雰囲気なのに、相撲を離れると人を包み込むような優しさがある」と語り、「出場を続けたのも使命感の強さゆえだろう。つらい辞め方になったことも人間としての成長につながる。親方として大相撲発展に尽くしてくれると思う」と今後に期待した。

 相撲愛好家でつくる九州溜(たまり)会の河部浩幸会長(79)=九電工元会長=は「活躍を期待しただけに残念だが、貴景勝関、御嶽海関ら若手が元気。日本出身横綱が再び誕生することに期待したい」と将来を見据えた。

 九州場所前に横綱土俵入りが行われる住吉神社(福岡市博多区)の職員は「稀勢の里関が最初に横綱として来た一昨年は例年以上ににぎわい、ファンの期待を感じた」と惜しんだ。

 同市・天神の街頭でもねぎらいの声が。福岡県新宮町の華丸英治さん(75)は「無理せず時間をかけて治療するべきだったのでは」。福岡市東区の70代女性も「運がなかったのかな。真面目で優しそうな目をしていて、頑張っていた」と寂しそうに話した。

 田子ノ浦部屋が2016年から九州場所の宿舎を構えてきた同県大野城市の井本宗司市長は「指導者として若い力士を育て次なる大輪の花を咲かせてくれることを期待します」とコメントした。

=2019/01/17付 西日本新聞朝刊=

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