J2大分、昇格へ大前進 川西V弾 ホームで2-1

後半4分、鈴木(5)の先制ゴールで喜ぶ大分イレブン
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後半41分、決勝ゴールを決めて駆けだす大分・川西
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 ◆明治安田生命J2:第41節 大分2-1金沢(10日・大銀ド)

 九州勢は明暗が分かれた。J1最下位のV・ファーレン長崎は0-1で横浜Mに敗れ、自動降格圏内の17位以下が確定。J1参入資格のないJ2町田が2位以内に入れば17位でJ1参入プレーオフ(PO)に回る可能性が残っており、いちるの望みを持って戦う。一方で町田などと上位争いを繰り広げるJ2大分トリニータは金沢を2-1で破り、勝ち点75として暫定首位に浮上。4位町田が11日の愛媛戦に勝てば勝ち点で並ばれるが、得失点差で大きくリードしており優位な状況だ。前節首位の松本も同日に試合がある。J1サガン鳥栖は神戸と引き分け、勝ち点37で残留圏内の15位に再浮上した。

■暫定1位

 6年ぶりのJ1昇格へ大きく前進した。今季2番目の1万4069人が詰め掛けたホーム最終戦で金沢を撃破。勝ち点75で暫定首位に立ち、大分の片野坂監督は「勝ち点3を取ることが大事な中で勝ち切れた」と選手を頼もしそうに見つめた。

 ホーム4連勝をたぐり寄せたのは、途中出場の川西だ。1-1の後半41分、松本のパスを受けてドリブルで中央に進入してシュート。「カバーが来ていないのを確認して自分でいった。ゴールへのイメージはできていた」とネットを揺らした。

 今季は2桁得点の選手を4人も擁する大分だが、川西の4月1日以来となる今季2得点目が決勝点となった。出場も9月8日の熊本戦以来。コンディションが上がらず控え選手の中で練習をこなす日々を乗り越え、ホーム最終戦で輝いた。

 後半21分に川西を投入した片野坂監督は「ドリブルで仕掛け、ボールを持ち出せる選手。いい仕事をしてくれた」と感謝する。30歳のベテランの「自分たちにもチャンスが来るから、腐らずに練習しよう」という姿勢も勝利を引き寄せた。

 金沢の厳しいプレスの中、後半4分の先制点も鈴木の今季初ゴール。今季チーム最多タイの12得点を挙げている馬場もシュート0本に終わっただけに、「あまり試合に出られなかった選手が得点を決めた。チーム力が出た」と頭を下げた。

 1試合を残し、自動昇格圏の2位以内がはっきりと見えてきた。17日の最終節はアウェーで山形と対戦。「最後に笑えるように、みんなで頑張れたらいい」。川西は決意を込めた。「J1昇格」を手土産に大分に帰ってくる。 (前田泰子)

=2018/11/11付 西日本スポーツ=

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