J1大分に坂井大将が復帰 東京五輪代表候補 自身初のJ1 定位置獲得へ

約1年半ぶりに復帰した元U-20日本代表の大分・坂井
約1年半ぶりに復帰した元U-20日本代表の大分・坂井
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 J1大分トリニータに生え抜きの2020年東京五輪代表候補が帰ってきた。17年のU-20(20歳以下)ワールドカップで主将を務めたMF坂井大将(22)は、同年8月にベルギー2部のAFCトゥビズへ、18年1月からはJ2新潟へそれぞれ期限付きで移籍していた。ベルギーでは出場3試合。新潟でも8試合にとどまった。古巣で迎える19年は出直しの年。「一番下という気持ちではい上がる」。自身初のJ1で定位置獲得に挑む。

 試練を重ねてたくましくなった。坂井は視野の広さや正確なパスなどを買われてベルギーへ移籍。しかし就労ビザが下りず、移籍約3カ月でチームの構想から外れて全体練習にも参加できなくなった。「言葉も通じず、難しい状況」。そんな中でも、自分を見失わなかった。フィジカルコーチをつかまえ、課題だった当たりの弱さを克服するため筋力トレーニングを継続した。

 新潟では開幕スタメンこそ勝ち取ったが、チームの低迷に合わせるように4月の大宮戦を最後に出番を失った。「大分の試合は常に見ていて、昇格の場にいない悔しさがあった」と明かす。

 U-15(15歳以下)から大分でプレーしてきた坂井にとって、初めて経験した移籍を単なる失敗にするつもりはない。「外に出て、自分を主張しないといけないと学んだ。移籍前は片さん(片野坂監督)が使いたいと思える選手になれなかったけど、今回は死に物狂いでアピールしたい」と前を向く。

 片野坂監督も「どれだけ経験を還元してくれるか。J1でもやってくれないと」と期待を込める。18日で22歳になった。「五輪に向けて時間はないけど、先を見ては結果がついてこない」。まずは目の前の競争に勝ち抜き、未来を切り開く。 (末継智章)

=2019/01/20付 西日本スポーツ=

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