長崎J1初勝ち点 ホーム開幕戦ドロー 高田社長「空気感がJ2とは違った」

前半、ゴールを決める長崎・鈴木
前半、ゴールを決める長崎・鈴木
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試合前のトークショーに登場した鳥栖の竹原稔社長(左)と長崎の高田明社長
試合前のトークショーに登場した鳥栖の竹原稔社長(左)と長崎の高田明社長
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 今季J1の目玉カードの一つ、V・ファーレン長崎とサガン鳥栖の「隣県対決」はお互いに持ち味を出し合い、2-2で引き分けた。長崎にとってホーム開幕戦となった一戦は地元の熱気に背中を押される形で2点を先制。このまま逃げ切るかにみえたが、鳥栖が底力を発揮し引き分けに持ち込んだ。長崎はJ1での初の勝ち点をゲット。鳥栖は開幕から2戦続けてのドローとなった。

■2点差守れず

 長崎のスタイルはJ1でも通用する。ほろ苦い勝ち点1でも得たものは小さくない。「鳥栖へのスカウティング(分析)が間違っていなかった。それを選手たちに落とし込むことができた」。相手の徹底分析と豊富な運動量を武器にした速攻。J2で結果を出したスタイルから生まれた2得点に高木監督は手応えを隠さなかった。

 試合開始直後の前半2分。長崎のクラブ史に刻むJ1のホーム初ゴールは、そのスタイルから生まれた。相手ボールを鋭い出足で奪うと、沢田がドリブルで攻め上がり、ペナルティーエリアのやや外から右足でミドルシュート。弾丸ライナーでネットに突き刺さった。

 豪快な先制弾に沸くスタンドの後押しを受けて長崎はさらに攻めた。同35分、自陣で相手ボールに圧力をかけて奪うと素早くパスを回して今季初先発の鈴木へ。そのままゴール前まで持ち込んだ鈴木が移籍後初ゴール。「相手のDFの間にスペースがあったので、そこに思い切り走った結果」。沢田からのパスを絶妙のタイミングで受けた鈴木は狙い通りの形で決めたゴールに胸を張った。

 ただ、2点を追い付かれた後半は完全にペースを握られた。両サイドの主導権を握られて防戦一方。長崎がJ2に昇格した2013年、鳥栖は既にJ1にいた。12年からJ1の座を守り続ける鳥栖を高木監督は「前線の質、リスタート(セットプレー)の質の高さを感じた」と認めた。

 「そういうこと(J1の質の高さ)を感じながら、われわれは前進しないといけない」と高木監督。次節は再びホームで浦和と戦う。隣県の“先輩”クラブ相手につかんだ歴史的なJ1初の勝ち点を次節につなげる。 (向吉三郎)

 長崎・高田明社長(J1初のホームゲームに)「スタジアム全体を包む空気感がJ2とは違った。(2点差を守れなかったが)上等じゃないですか。これがJ1。こんなに厳しいんだと認識し、次の試合で結果を出していくと思う。(10日の)浦和戦でも力を発揮してくれると信じています」

=2018/03/04付 西日本スポーツ=

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