J1長崎が初の3連勝 平松Vヘッド! 「残留率100%」の吉兆データ

後半5分、ヘディングで先制ゴールを決める長崎・平松(37)
後半5分、ヘディングで先制ゴールを決める長崎・平松(37)
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雄たけびを上げる平松
雄たけびを上げる平松
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 吉兆の3連勝!! 今季昇格したV・ファーレン長崎が1-0で、今季アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に参戦した柏に競り勝ち、クラブ初のJ1リーグ戦3連勝を飾った。後半5分、今季リーグ戦初先発の平松宗(25)がFKに頭で合わせてJ1リーグ戦初ゴール。その後も柏の猛攻を全員守備で耐え抜き、3試合連続となる無失点に抑えた。過去にJ1に初昇格したシーズンに3連勝したチームのJ1残留率は100%。勝ち点11で11位に浮上した長崎は、残留どころか上位進出も狙える勢いが出てきた。

■3試合連続無失点

 勢いの差が勝負強さとなって表れた。シュート数は柏の15本に対し、長崎はたったの3。防戦一方の中、後半唯一放ったシュートが決勝点となった。5分に左サイドで得たFK。逆サイドへ蹴った中原のキックに今季リーグ戦初先発の平松が頭でたたきこんだ。

 「ショウ(中原)がいいボールを上げてくれたので、来た瞬間に決まると思った」。プロ4年目で待望のJ1リーグ戦初得点。真っ先にベンチメンバーの元へ駆け寄り、抱き合った。

 大黒柱のファンマが前節で累積警告4枚となり、今節は出場停止。代役の平松は「こういうチャンスをものにしないと」と、前日までのセットプレーの練習で自分が得点できるパターンを考え抜いた。その答えが、当時J1の新潟に在籍していた昨年7月の天皇杯3回戦でC大阪から決めた、FKを遠いサイドで合わせる形。「自分が一番合わせやすい」と練習で同じ形を何度も試し、ワンチャンスで生かした。

 リオデジャネイロ五輪代表FWの鈴木武蔵が加入したこともあり、平松の出番は限られている。それでも元日本代表FWの高木監督から「どうやって点を取るか考える習慣を意識づけられた」とストライカーとして成長している自覚があった。3月末から5月下旬まで続く中2、3日での公式戦15試合。過酷な日程を戦い抜くには総合力が問われるだけに“新星”の台頭は明るい材料だ。

 守備ではゴール前に押し込まれながら田上や高杉を筆頭に全員が体を張り、リーグ戦で3戦連続無失点。高木監督は「こういう結果が選手の疲労を除いてくれ、自信を持たせてくれる」とねぎらった。全員守備と日替わりヒーローの誕生で白星を重ねる形は、J2で快進撃を続けた昨季と同じパターン。3連勝は旋風再来の幕開けかもしれない。 (末継智章)

◆昇格1年目最長は5連勝

 Jリーグデータセンターによると、2部制となった1999年以降でJ1初昇格の年にリーグ戦で3連勝以上したのは長崎が6チーム目。過去は(1)2000年FC東京(最長5連勝、年間7位)(2)02年仙台(5連勝、13位)(3)04年新潟(4連勝、10位)(4)05年大宮(4連勝、13位)(5)12年鳥栖(4連勝、5位)でいずれもJ1に残留している。

=2018/04/23付 西日本スポーツ=

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