J1長崎、降格圏確定 不運な失点GK徳重「悔しい」

17位以下が確定し、スタンドのサポーターに頭を下げる長崎の選手たち
17位以下が確定し、スタンドのサポーターに頭を下げる長崎の選手たち
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 ◆明治安田生命J1:第32節 長崎0-1横浜M(10日・トラスタ)

 死力を尽くした長崎イレブンが膝から崩れ落ちた。2試合連続で0-1の敗戦。残留圏浮上の可能性はついに消えた。後半29分、低いクロスが相手FWに当たって吸い込まれるように自陣ゴールへ。不運な失点だった。「悔しいし、すごく残念。なかなか気持ちを整理するのは難しい」。3試合ぶりに先発復帰したGK徳重は涙をこらえた。

 勝たない限り17位以下が決まる一戦。横浜Mの猛攻に耐えながら、カウンターに懸けた。前半14分に与えたPKを徳重が右手一本で防ぎ、同27分にもピンチで好セーブ。後半26分にようやく長崎に決定機が訪れたが、島田のシュートは右ポストをかすめた。失点はこの直後。高木琢也監督は「想定したチャンスはつくれたが、最後はこういう結果になってしまった」と悔やんだ。

 勝ち点29は最下位としては過去最高の数字。19敗のうち11敗が1点差負けだ。初昇格チームとして善戦はしているが、一瞬生じる隙をJ1クラブは見逃してくれない。高杉主将は「力不足。持ち味の粘りやハードワークで上回るはずが、うまく発揮できなかった」と痛感する。

 誰しも落胆は隠せないが、最下位を脱出すればJ2町田の順位次第で残留できる可能性が残っている。試合後、頭を下げる選手たちに対し、サポーターからは激励のチャント(応援歌)が送られた。「少しでも光が見えていれば、その光に向かってプレーし続けたい」と高木監督。かすかな希望を信じ、残り2戦に向けて備える。 (末継智章)

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■高田社長「奇跡起こる」

 長崎の高田明社長は降格圏内確定にも「自力では残留できないけど、奇跡が起こるかもしれない。われわれが弱気になったらサポーターに失礼」と前向きだった。惜敗続きの結果に悔しさをにじませる一方で「長崎頑張ってね、という声も聞く。初めての昇格で夢を少しでも与えている」と今季の成果を強調。「先のことより目の前の1試合と言い続けてきた。まずは(次節24日のアウェー)G大阪戦に乗り込みます」と2連勝フィニッシュを期待した。

◆町田次第でPOも

 長崎にはわずかに残留の可能性が残っている。J1参入資格を持たないJ2町田が2位以内でシーズンを終えた場合、J1からの自動降格は18位だけ。17位がJ1参入プレーオフ(PO)に回る。町田は11日の結果にかかわらず2位の可能性が残っており、J2最終節の17日まで目が離せない。

=2018/11/11付 西日本スポーツ=

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