長友「熱くて信頼できる」親友の支えで復調 思い一致で会社を設立 日本からエール

東福岡高のチームメートで長友選手の会社「Cuore」を経営する中村COO
東福岡高のチームメートで長友選手の会社「Cuore」を経営する中村COO
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 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本は25日未明、エカテリンブルクでセネガルと引き分けて勝ち点4とし、決勝トーナメント進出へ一歩前進した。前半に乾貴士選手(30)のゴールを演出した長友佑都選手(31)には、二人三脚で歩む親友がいる。2年前から長友選手の事業会社「Cuore(クオーレ)」の最高執行責任者(COO)を務める中村洋太さん(31)だ。

 2人は東福岡高(福岡市)のサッカー部のチームメート。高2、3年時はクラスも同じだった長友選手を、中村さんは「思う存分戦い抜いて」と送り出した。「Y・N」のイニシャル、母子家庭という境遇も同じだったことなどから、意気投合したという間柄だ。

 「長友は無邪気で今と同じ努力家。ビッグになろうと話し合っていた」という2人は一度はそれぞれの道を進んだ。長友選手は明治大在学中にJ1のFC東京とプロ契約。中村さんは東洋大で経営を学び、卒業後は外資系のコンサルタント会社などに勤めた。

 転機はW杯ブラジル大会直後の2014年夏。ベルギーで働いていた中村さんがイタリアのインテル・ミラノでプレーしていた長友選手を訪ね、会社の退職を報告したときだった。将来について話すうちに、「次の世代に何か残したい」という思いが一致した。

 16年に長友選手がプロ生活で取り組むことを発信する会社として、イタリア語で「心」を意味する言葉を社名にした「Cuore」を設立。約1年前には専属シェフを社員で雇い、さらに30種類以上の栄養素とプレーの関連性を調べ、最適な食事を追求するなど、サポート態勢も確立した。

 「中村は熱くて信頼できる」と感謝する長友選手は往年の運動量が戻り、今大会でも躍動。決勝トーナメント進出を懸けた28日のポーランド戦も活躍が期待される。「長友がW杯で戦うまでのプロセスを支えてきた。本人に近い目線で一緒に戦っている」。中村さんは日本からエールを送った。 (エカテリンブルク末継智章)

=2018/06/25付 西日本新聞朝刊=

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