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アップルパイで朝倉を元気に 地元の観光農園、営業を再開

アップルパイを作る様子をチェックする桜木博文社長(右)
アップルパイを作る様子をチェックする桜木博文社長(右)

 豪雨災害の影響で休業していた朝倉市山田の観光農園「林檎(りんご)と葡萄(ぶどう)の樹(き)」(桜木博文社長)が16日、本格的に営業を再開した。農園の被害は少なかったが、周辺の道路が通行止めだったため、営業を休んでいた。周辺の民家では今も土砂を取り除く作業が続くが、桜木社長(67)は「店を開くことで地域を元気にしたい」と話す。20~25日には福岡市博多区の博多座でアップルパイなどを販売する。

 観光農園では、リンゴやブドウ、イチジクを栽培し、喫茶やレストランを併設。店で作るアップルパイは、県外から客が買い求めに来るほどの人気という。

 猛烈な雨が降った5日、店は営業中だった。昼すぎから雨脚が強くなり、外は真っ白に。夕方に店を閉め、雨水が調理室などに流れ込んできたため、桜木社長はバケツで水をかき出す作業に追われた。被害は製氷機が故障する程度だったが、周辺には土砂や流木が押し寄せ、道路は通行止めになった。

 現在、道路は復旧したが、近くの民家では、今も土砂を撤去する作業が続く。周りに配慮して営業を自粛することも考えたが「給与を払って従業員の生活も守らなければならない」と再開を決めたという。

 アップルパイを作り始めたのは二十数年前。大型の台風が農園を直撃し、「落果したリンゴを食品加工できないか」と考えたのがきっかけだった。桜木社長は「あの時の被害は大きかったが、立ち直った。今度は店を開いて観光客を呼び込み、地域に元気を与えたい」と意気込んでいる。

=2017/07/17付 西日本新聞朝刊=

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