「社長と連絡取れない」「はれのひ」福岡店、着付け実施

 福岡市中央区の「はれのひ福岡天神店」では本社から指示がない中で、8日午前からスタッフが出て、新成人への着付け作業などを行った。店長の女性は取材に対し「社長とは今年に入って連絡が取れていない。スタッフと話し合ってやろうということになった」と話した。

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 成人式を終え、レンタルしていた着物を店に返しに来た同市の大学生の女性(20)は、スタッフから「そのまま着て帰っていい」と言われたという。「着付け時の対応がよく満足していたため、ニュースを聞いて驚いた」と話し、そのまま店を後にした。

 店には、今後の対応を心配した顧客らが次々に訪れた。同店で娘が着物を購入した同市の会社経営男性(45)は、3万2千円で契約していた着物の5年間のメンテナンスが心配で駆け付けた。店長は泣きながら土下座して謝り、目前で社長や専務に電話したが、通じなかったという。「今後どうなるのか詳しい説明は受けられなかった」

 2020年の娘(18)の成人式を控え、昨年7月に約25万円の着物を購入した同市の男性会社員(47)は、妻(46)と娘の3人で訪問。「今年7月に着物が届く予定だった。計画倒産ならお金は返してほしい」と不安そうな表情だった。

 店長によると、昨年9月から給料が未払いになっており、具体的な説明を会社側に求めていたが、会社からは反応がなかったという。店長は「なぜ、成人の日に突然、こんなことになるのか」と話した。

=2018/01/09付 西日本新聞朝刊=

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