大分トリニータ藤本 昇格の切り札 J3で連続得点王「大分をJ1に」 新体制発表

 J2大分トリニータは12日、大分市の大分銀行ドームで10人の新加入選手などを迎えた今季の新体制を発表した。「J1復帰」をターゲットにする就任3年目の片野坂知宏監督(46)は、昨季の5位に相当する勝ち点「70」を目標に掲げ「(同日)午前のミーティングで選手にも伝えた」と明かした。新戦力の1人が、J3鹿児島ユナイテッドで2016、17年と2年連続リーグ得点王に輝いたFW藤本憲明(28)。「前線のタレントが増え、競争も激しくなる」と指揮官は14日に始まる新体制での練習、30日からのキャンプに期待を膨らませた。

 J3得点王が希望と意気込みを抱いて鹿児島から大分にやって来た。日本フットボールリーグ(JFL)からステップアップし、2シーズンを過ごしたJ3で計39ゴールを決めた藤本だ。新たなカテゴリーに挑む28歳のストライカーは胸の内を熱い言葉にした。

 「J1への思いが強いチームでプレーできるのは自分のためにもなる。上を目指していくのがサッカー選手。毎試合で1点は取って、J2でも得点王を狙っていく。大分をJ1に上げ、J1でプレーしたい」

 昨季のチーム得点王はリーグ8位の17ゴールを決めた後藤優介。大分のユースチームで育ち、JFLを経て戻ってきた。9ゴールの伊佐耕平、5ゴールの三平和司のほか、林容平ら20代がチームにひしめき、片野坂監督は「前線のタレントが増え、3トップに2トップといろんな組み合わせができる」と早くもシミュレーションを楽しむ。

 その中で、藤本は10番をもらった。トリニータの期待がどれほど大きいかを表す背番号だ。「カップ戦(2008年ヤマザキナビスコ・カップ、現YBCルヴァン・カップ)を制した歴史あるクラブでこの番号を付けるのは光栄です」。さらなるステップアップを期す挑戦者の意気は上がる。

 ピッチでどんな姿を見せるのか。「さまざまなフィニッシュの形を持つ」という西山哲平強化部長の評価に付け加えるように、藤本は「前線からのアグレッシブな守備も僕の特徴」とアピールした。守備でも攻撃的な10番。J1へスタートを切った大分の新しい力だ。 (安部裕視)

 ◆藤本憲明(ふじもと・のりあき) 1989年8月19日生まれ。G大阪の下部組織から青森山田高、近大を経て2012年からJFLの佐川印刷(14年は佐川印刷京都、15年はSP京都)でプレーし、16年からJ3鹿児島へ。同年は15得点、17年は24得点で2年連続のJ3得点王に輝いた。FW。利き足は右。174センチ、68キロ。

=2018/01/13付 西日本スポーツ=

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