「聞く耳」を持っていますか【坊さんのナムい話・29】 くらし 4/5 17:30 持っているようで持っていないのが「聞く耳」です。人の話は聞かず、どうしても口が先に出てしまう。気を付けたいものです。先日、お葬...
喜びを 次代へつなぐ ひな人形【坊さんのナムい話・28】 くらし 3/22 17:30 最近、お仏壇屋さんが「お仏壇が売れない」と嘆いてました。スペースが取れない、部屋に合わない、そもそも必要ない。理由はさまざまでしょうが、少し寂しい気もします。先日、毎月の...
「いただき」と「くださり」 その2【坊さんのナムい話・27】 くらし 3/1 17:30 「教えていただき」と「教えてくださり」という言葉遣いについて、NHK放送文化研究所がアンケートを行っています。それによると「~いただき」の方を使うという回答が多いのですが...
人生は「苦」でも必ず道はある「ナムい話」松崎さんが仏教入門書 くらし 2/19 17:30 本紙くらし面で「坊さんのナムい話」を連載している永明(えいみょう)寺(北九州市)住職、松崎智海(ちかい)さん(45)が初めての著書「だれでもわかるゆる仏教入門」(ナツメ社...
「いただき」と「くださり」【坊さんのナムい話・26】 くらし 2/8 17:30 仏教には煩悩という言葉があります。私たちの心身を乱す心の働きで、要するに悪い心のことです。仏教はこの煩悩が私たち自身を苦しめると考え、それを克服したりコントロールしたりす...
子どもと時計【坊さんのナムい話・25】 くらし 2/8 13:00 お釈迦(しゃか)様はその人の個性や能力によって教え方を変えました。これを対機説法と言います。その人それぞれの個性と縁を認め大事にしたのです。もともとお釈迦様はシャーキヤ国...
忘れてしまう年【坊さんのナムい話・24】 くらし 1/25 13:00 先日ある人から「2021年はどのような年になると思いますか?」という質問を受けました。いろいろと考えたのですが「忘れてしまう年」になるのではと答えました。仏教で忘れるとい...
心に言葉が入る隙間を空ける【坊さんのナムい話・23】 くらし 1/11 13:00 私もさまざまな葬儀に接しますが、年齢が若いほど悲しみが深いことが多いようです。特にわが子を失った悲しみは特別です。私もひとりの親としていたたまれなくなり、僧侶としてどんな...
ベトナムの若者から教わること【坊さんのナムい話・22】 くらし 2020/12/7 13:00 今日たくさんのベトナム人が日本に滞在しています。ベトナム建国の父であるホー・チ・ミン氏が勤勉を奨励したことから、勤勉であると「言われている」日本人は尊敬され、憧れの国にな...
人間と鬼の違いとは【坊さんのナムい話・21】 くらし 2020/11/23 13:00 「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」という漫画をご存じでしょうか。何かと話題で公開された映画も大ヒット。社会現象になっています。鬼に家族を殺された少年が、鬼になってしまった妹...
作法とは、所作で思いを伝えること【坊さんのナムい話・20】 くらし 2020/11/2 13:00 先日、ネット上で「葬儀に白のマスクは失礼。黒のマスクにするべきだ」という意見があり、話題になりました。もちろんこれは根拠のないマナーで、白いマスクで何の問題もないのですが...
むなしさを与える幸せも【坊さんのナムい話・19】 くらし 2020/10/19 13:00 舞茸(まいたけ)というキノコはめったに自生しておらず、とてもおいしいため、山で見つけると舞い上がるほどうれしいことからその名がついたとも言われるキノコです。しかし、近年は...
人はいつ死ぬのか【坊さんのナムい話・18】 くらし 2020/9/28 13:00 あるアーティストがSNS(会員制交流サイト)で「ハゲそのものが格好悪いのではなく、ハゲた自分を受け入れられない人が格好悪い」と言っていました。そして芸能人やアーティストだ...
異なる縁の中で生きている【坊さんのナムい話・17】 くらし 2020/9/7 13:00 ネパールの首都カトマンズ。街を見下ろす小高い丘の上に「目玉寺」というお寺があります。ネパール最古のお寺ともいわれ、ストゥーパ(仏塔)の東西南北いずれの面にも目が描かれてい...
亡き祖父の声に耳を澄ませる【坊さんのナムい話・16】 くらし 2020/8/24 13:00 亡き祖父は先の大戦で出征していて、酔うと戦争の話を何度もしていました。幼い時は内心「前にも聞いたなぁ」と思いながら付き合っていました。戦地での葬送や法事などのために僧侶と...
悲しみに沈んだときに【坊さんのナムい話・15】 くらし 2020/8/3 13:00 人生には時として理不尽な出来事が襲ってくることがあります。それは突然に、そして暴力的に、私たちから大切なものを奪っていきます。これは本で読んだあるキリスト教徒の方のお話で...
しがみついて生きる花【坊さんのナムい話・14】 くらし 2020/7/6 13:00 人は意志、思想、感情など形がないものを伝えるために、古来よりさまざまな言い回しや表現を作り出してきました。中には美しさを感じるものも。それが花の終わりの表現です。花の終わ...
3万2551回の甘茶かけ【坊さんのナムい話・13】 くらし 2020/6/29 13:00 もう2カ月前のことになります。4月6日付の本欄で、各地のお寺で8日に行われる「花まつり」を紹介しました。お釈迦(しゃか)様の誕生像に甘茶をかけて誕生日をお祝いする行事です...
私たちは心に恐怖の種を持つ【坊さんのナムい話・12】 くらし 2020/6/8 13:00 お釈迦(しゃか)様は35歳で悟りを開きました。その際、菩提(ぼだい)樹の下での瞑想(めいそう)を邪魔する者がいました。魔王マーラです。仏典によると、尊い存在が誕生すること...
自立とは「誰か助けて」と言える力【坊さんのナムい話・11】 くらし 2020/5/25 13:00 春は出会いの季節です。新しい環境、新しい仲間、新しいご縁。希望に満ちあふれています。しかし今年は違います。新型コロナウイルスへの対応で、これまでにない緊張を強いられていま...