「九州豪雨1年」 (3ページ目)
「九州豪雨1年」に関するこれまで扱われたニュース一覧を最新順に掲載しています。
「洪水段波」で氾濫域2.5倍 たまった土砂・流木の決壊起因 九大研究班が朝倉の4河川で確認
昨年7月の九州豪雨の際、河川が土砂でせき止められてできる「天然ダム」の決壊などにより水が一気に押し寄せる「洪水段波(だんぱ)」が、少なくとも福岡県朝倉市の四つの河川で発生していたことが、九州大の研究グループの調査で分かった。段波の影響で氾濫域が約2・5倍に広がったと推定される川もあり、被害を拡大させた要因とみられる。
復興のシンボル「巨大壁画」完成 原鶴温泉 九州豪雨1年
朝倉市の原鶴温泉で、温泉街玄関口に巨大壁画が完成した。昨年の九州豪雨で一時集客が落ちた原鶴温泉に復興のシンボルの一つとして壁画が誕生したことで、同温泉旅館協同組合は「にぎわいのきっかけにしたい」と話している。
店と家失っても…「カレー作り続ける」再起目指す男性 常連客の声が励みに 九州豪雨
昨年7月の九州豪雨で福岡県朝倉市杷木松末(ますえ)のレストランを建物ごと流されたオーナーシェフ樋口琢磨さん(58)が、店で人気だったカレーをレトルト食品にして販売を始めた。パッケージの紙袋に力強く描いた文字はずばり「復興」。
実施求める議会“無視” 吉富漁港の航路しゅんせつ 町長「漁協体質変わらず見送り」
昨年7月の九州豪雨の災害復旧として町政の課題に挙がりながら、吉富町の吉富漁港の航路に堆積した土砂などのしゅんせつを、町が1年近くも実施しない状態が続いている。吉富漁協の前組合長の言動を問題視する今冨寿一郎町長は、町議会6月定例会で漁協役員の暴力的発言が新たにあったとして、当面予算計上しない方針を示した。
「悲劇は二度と」九州豪雨、決意の訓練 高齢夫婦が犠牲に…自責の念抱える男性 福岡県東峰村
昨年7月の九州豪雨後、被災地の福岡県東峰村で24日に初めて行われた防災訓練に、村で自動車修理業を営む和田将幸さん(44)の姿があった。和田さんは豪雨の際、近所の高齢夫婦を救えなかったとの思いを抱き、自責の念にかられてきた。
復興願い「東峰村どんたく」 7月7日、住民が初開催
九州豪雨からの復興祈願祭「第1回東峰村どんたく」を7月7日、東峰村の住民らでつくる実行委員会(柳瀬弘光実行委員長)が主催して初めて開く。発生から同5日で1年。
「あさくら味噌玉」ホッとする母の味 被災女性が助言、商品化 筑前町の産直で7月発売
九州豪雨の被災地復興を後押ししようと、福岡県朝倉市に隣接する同県筑前町の農産物直売所が、地元産のみそや食材を一つにまとめた「あさくら味噌(みそ)玉」の商品化を進めている。アドバイザーは仮設住宅で避難生活中の女性たち。
豪雨土砂で野菜栽培 松末に試験畑整備 農地復旧へ官民連携
九州豪雨で氾濫した河川沿いの農地などに堆積した土砂を、農業用の耕作土として使うための試験栽培が、被災地の福岡県朝倉市・松末(ますえ)地区で進んでいる。土砂を砂と粘性土に分類し、その混合割合を変えた4パターンの土を使って野菜や穀物を栽培。
九州豪雨 湿った気流、2方向から朝倉に 線伏降水帯の原因「特異」 九州大研究班が解析
まもなく1年となる昨夏の九州豪雨について、九州大の研究班は、大気が不安定だった福岡県朝倉市付近の上空に、暖かく湿った空気が2方向から集中的に吹き込み続けたため、線状降水帯が局所的に長時間、居座り続けたとする研究成果をまとめた。2012年の九州北部豪雨は、梅雨末期にみられる「典型事例」だったが、昨年の豪雨の類似例は1997年に鹿児島県出水市で21人が犠牲となった土石流災害しか見当たらず、専門家は「まれな気象状況がもたらした災害」としている。
2017年九州豪雨を解析 2方向から気流、上空に
昨年7月に起きた九州北部の豪雨で、福岡県朝倉市付近の上空に、湿った空気の流れが2方向から入り続けていたことが九州大大学院の川村隆一教授(気象学)らのチームによる分析で分かった。川村教授が21日、明らかにした。
被災2度、女性消防団員に 日田市藤山町で初、36歳梶原さん 介護経験生かし「役に立ちたい」
2012年の九州北部豪雨と昨年の九州豪雨で花月川が氾濫し、浸水被害が生じた日田市藤山町に、初の女性消防団員が誕生した。同町の主婦梶原真由美さん(36)。
豪雨被災の東峰村と九大が連携 地区防災マップ作成へ 危険箇所、避難路など
昨年7月の九州豪雨で被害を受けた東峰村は7月から、全15行政区で「地区防災マップ」作りを始める。住民が作成する「自主防災マップ」を基に、九州大の災害復興支援団が村職員や行政区長らと村内を歩いて危険箇所や避難経路などをチェックしマップに記載。
大雨備える朝倉 一時避難勧告 「早めの避難、命守る」
九州地方は20日午前、前線や湿った空気の影響で、非常に激しい雨に見舞われた。熊本、宮崎、鹿児島各県の一部地域では24時間雨量が300ミリを超え、土砂災害の危険性が高まった。
朝倉市と東峰村が避難所開設 大雨予想、早めの対応
19日から20日にかけて九州北部で大雨が予想されたことから、朝倉市は19日午後6時、梅雨入り後初めて市内3カ所の指定避難所を開設。東峰村も同6時半、災害警戒本部を立ち上げ、避難場所を3カ所開設した。
石菖採取地の情報提供を 豪雨で自生地流され 別府市営「鉄輪むし湯」で利用
別府市は、市営温泉「鉄輪むし湯」で使う薬草の石菖(せきしょう)が採取できる場所の情報提供を呼び掛けている。昨年の九州豪雨(7月)や台風18号(9月)などで、定期的に調達している自生地が流され、確保が難しくなっているからだ。
「女性囃子」山鉾上で初演奏 日田祇園 昨年豪雨で中止 の「集団顔見世」 “復興元年”に花
日田市で300年以上続く伝統の夏祭り「日田祇園祭」の関連イベントとして7月19日に開かれる「集団顔見世」に、女性の祇園囃子(ばやし)グループが初めて参加することになった。昨年、日田祇園山鉾(やまぼこ)振興会(後藤稔夫会長)が参加を認めていたが、九州豪雨の被害を考慮して集団顔見世自体が中止になり、実現しなかった。
JR九州減便の復活なし 時刻、車両数を変更
JR九州は18日、3月に実施したダイヤ改正について、削減した列車の復活は行わず、一部の運転時刻や車両数の変更などで、地元の要望に応えると発表した。九州豪雨で被災した久大線が全線復旧する7月14日に実施する。
「ドリームスエフエム放送」開局20周年 記念企画、同窓会を無料告知
筑後地区と佐賀県東部が放送エリアのコミュニティーラジオ局「ドリームスエフエム放送」が今年12月、開局20周年を迎える。自主制作の音楽番組では楽曲を通してリスナーを勇気づけたり、癒やしたり…。