戦後75年 言葉を刻む
コーナー

「戦後75年 言葉を刻む」

戦時中から現代まで、西日本新聞の記者たちが取材してきた戦争体験者の声を過去の紙面や取材ノートから掘り起こします。全国各地の地方紙とも連携し、あの時代を見つめ直します。

2021 8/23 6:00
社会

9紙連携企画「言葉を刻む」を書籍化 等身大の戦争生々しく

戦争にまつわる新聞記事や取材ノートから厳選した言葉を集めた「地べたの戦争」

 戦争にまつわる過去の膨大な新聞記事や記者の取材ノートから厳選した言葉を集めた「地べたの戦争」が出版された。西日本新聞など地方紙9紙が協力して展開した企画「言葉を刻む」を再編集した。

2021 8/21 17:30
読書

『地べたの戦争 記者に託された体験者の言葉』 言葉を刻む取材班著

『地べたの戦争 記者に託された体験者の言葉』 「言葉を刻む」取材班著

 昨年本紙社会面で連載した戦後75年企画「言葉を刻む」を書籍化した。戦争が風化する中、今までとは違った伝え方が必要ではないか? そんな思いで過去の紙面や取材ノートをめくり直し、体験者の言葉を掘り起こした。

2020 10/9 8:02
福岡社会文化

戦争の証言再び光を 連載最終回に寄せて

戦後75年 言葉を刻む

 お墓に供えられた色とりどりの花が目に鮮やかだった。 福岡市の片田喜久子さんは、5年前に93歳で亡くなった。

2020 10/9 8:00
福岡社会連載

案外あいつの占いは当たっていたんだなあ 言葉を刻む(100)

案外あいつの占いは当たっていたんだなあ 言葉を刻む(100)

 陸軍特別操縦見習士官1期生。3度の特攻の出撃命令はいずれも中止に。

2020 10/8 8:00
福岡社会連載

まだぬくもりのある頭を押さえたときの、あの感触は、今も消えない 言葉を刻む(99)

まだぬくもりのある頭を押さえたときの、あの感触は、今も消えない 言葉を刻む(99)

 熊本、大分県境に墜落したB29搭乗員8人に実験手術をして死なせ、軍事裁判で医師ら23人が有罪判決を受けた「九大生体解剖事件」の生き証人。旧九州帝国大入学直後の1945年5月、解剖実習室で軍監視の下、麻酔で眠った米兵の肺を外科医が摘出するのを見た。

2020 10/7 8:00
社会連載

戦争は人類を破滅に導く無用の長物だ 言葉を刻む(98)

戦争は人類を破滅に導く無用の長物だ 言葉を刻む(98)

戦争は人類を破滅に導く無用の長物だ。 1946年、長崎に着任。

2020 10/6 8:00
福岡社会連載

父は突然、気をつけ休めを繰り返して敬礼し、いすに座って炭坑節を腹の底から歌った 言葉を刻む(97)

父は突然、気をつけ休めを繰り返して敬礼し、いすに座って炭坑節を腹の底から歌った 言葉を刻む(97)

 太平洋戦争中、「死んでも帰れぬ」と言われた激戦地ニューギニア島から生還した父武次郎さんは亡くなる直前、昏睡(こんすい)状態から突然起き上がり、軍隊式の動作を繰り返した。死が近いと聞かされ集まっていた家族は「戦友が迎えに来たと思った」。

2020 10/3 8:00
社会連載

何しに行ったのか分からん 言葉を刻む(96)

何しに行ったのか分からん 言葉を刻む(96)

 航空機で米国を爆撃したい一心で海軍通信学校に進んだ。卒業後の1943年、日本から4千キロ以上離れた太平洋のマーシャル諸島に配属された。

2020 10/2 8:00
長崎社会連載

兄は全身に包帯を巻き、血みどろで鬼のような姿で帰ってきた 言葉を刻む(95)

兄は全身に包帯を巻き、血みどろで鬼のような姿で帰ってきた 言葉を刻む(95)

兄は全身に包帯を巻き、血みどろで鬼のような姿で帰ってきた。 長崎県・五島列島の奈留島で育ち、原爆が投下された1945年8月9日も島にいた。

2020 10/1 8:00
福岡社会連載

祖母が、先祖伝来の日本刀に打ち粉をかけながら 言葉を刻む(94)

祖母が、先祖伝来の日本刀に打ち粉をかけながら 言葉を刻む(94)

 北九州から四国に疎開中、川を泳いでいると近所のおじさんが「戦争が終わったぞ」と触れ回っていた。急ぎ帰宅すると祖母が日本刀を手にしていた。

2020 9/30 8:00
長崎社会連載

僕は何もしとらん 言葉を刻む(93)

僕は何もしとらん 言葉を刻む(93)

 同じく学徒運転士だった和田耕一さんと田中さんは、下宿先を行き来する仲だった。原爆が投下された1945年8月9日、朝から路面電車の事故が続発していた。

2020 9/29 8:00
社会連載

零戦クラスじゃないと話にならん 言葉を刻む(92)

零戦クラスじゃないと話にならん 言葉を刻む(92)

これじゃあやられっぱなし。 1945年5月、日本統治下にあった台湾の特攻隊に配属された。

2020 9/26 8:00
福岡社会連載

国内の治安維持より、兵役が優先された。父は悔しかったろう 言葉を刻む(91)

国内の治安維持より、兵役が優先された。父は悔しかったろう 言葉を刻む(91)

国内の治安維持より、兵役が優先された。 小倉警察署の刑事として昼夜関係なく容疑者を追い続けた父は、強盗殺人事件の捜査に当たっていた1943年、陸軍に召集された。

2020 9/25 6:00
佐賀社会連載

あの心境は、行ったもんにしか分からんとさ 言葉を刻む(90)

あの心境は、行ったもんにしか分からんとさ 言葉を刻む(90)

 太平洋戦争末期に開発された旧海軍の艦上攻撃機「流星」の搭乗員だった。首都防衛のため赴いた千葉県で8月9日に敵艦への特攻作戦を命じられたが、機体の不調で不時着。

2020 9/24 6:00
社会連載

上等兵は小さな声で「オッカシャン」と叫んだ 言葉を刻む(89)

上等兵は小さな声で「オッカシャン」と叫んだ 言葉を刻む(89)

 1945年4月、ビルマで行われた戦闘中、そばを走っていた上等兵が砲弾に当たって倒れた。腸が露出していた。

2020 9/19 6:00
社会連載

米国と戦争するなんて想像だにしなかった 言葉を刻む(88)

米国と戦争するなんて想像だにしなかった 言葉を刻む(88)

 朝日新聞で国会担当記者だった1941年12月8日早朝、社からの電報で出社し、真珠湾攻撃と日米開戦を知る。その後、「負け戦を勝ち戦のように報じ続けて国民を裏切った」責任を取り、45年8月15日に退社。

2020 9/18 6:00
社会連載

「危ないぞー」と叫び、台湾人を目がけて石を転がした 言葉を刻む(87)

「危ないぞー」と叫び、台湾人を目がけて石を転がした 言葉を刻む(87)

 小学生の頃に暮らしていた日本統治下の台湾。川で砂金を取る貧しい住民を目がけて、級友と一緒に、高さ20メートルはある崖の上から人頭大の石を転がした。

2020 9/17 6:00
長崎社会連載

6千メートルを超えると操縦かんを引いても、プスプスと音がするだけ 言葉を刻む(86)

6千メートルを超えると操縦かんを引いても、プスプスと音がするだけ 言葉を刻む(86)

6千メートルを超えると操縦かんを引いても、プスプスと音がするだけ。 東京・調布の陸軍飛行戦隊で首都防空に当たった。

2020 9/16 6:00
社会連載

青春そのもので、一番幸せな時期だった 言葉を刻む(85)

青春そのもので、一番幸せな時期だった 言葉を刻む(85)

 現在は農地が広がる長崎県諫早市の干拓地に戦時中、「長崎地方航空機乗員養成所」があった。民間のパイロット養成という名目で軍の操縦士育成を担ったとされる。

2020 9/15 6:00
社会連載

尻の肉の厚さで仕事が決められた 言葉を刻む(84)

尻の肉の厚さで仕事が決められた 言葉を刻む(84)

 戦後最大の悲劇といわれるシベリア抑留を経験した。氷点下15~20度の酷寒の中、数キロ先の原っぱまで歩き、凍土に鉄の棒を打ち込む重労働を強いられた。

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