
コーナー
「アフガン最新報告・中村哲医師」
復興の動きとともに、政情不安の拡大が伝えられるアフガニスタン。現地でいま何が起きているのか。アフガンとパキスタン北西辺境州で十八年以上にわたり医療活動を続ける「ペシャワール会」(福岡市)の中村哲医師による報告を紹介する。(2002年7月15日~23日に掲載)
2002
7/20
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2002
7/19
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国際
【アフガン最新報告・中村哲医師】②故国に帰されても故郷には帰れない
アフガニスタンの首都カブールではいま、ブルカ(全身を覆うベール状の民族衣装)をかぶった女性や子どもたちが物ごいする姿が目立つ。 主にパキスタン側から半ば強制的に行われた難民帰還プログラムによって、六月十五日までにアフガンに戻った難民は百万人に達した。
2002
7/18
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国際
【アフガン最新報告・中村哲医師】③外国人が破壊し、外国人が建設する
ある報告書によると、非政府組織(NGO)にもいろいろあって、マイペースで協調性がなく、ほかのNGOとあまり連絡のないのが存在する。私たちペシャワール会はこれに入るのだろう。
2002
7/17
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国際
【アフガン最新報告・中村哲医師】④東部で最終的に2000の井戸を掘る
標高四千メートル級から七千メートル級の巨大なヒンズークシ山脈が国土を占めるアフガニスタン。これまで二千万の人々が食ってこられた源は、冬の高峰に降り積もった雪が夏にとけだして、乾燥地帯の川沿いに豊かな緑を約束してきたからだ。
2002
7/16
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国際
【アフガン最新報告・中村哲医師】⑤豊かだった農村を自主回復するために
人口の九割が農民のアフガニスタン。PMS(ペシャワール会医療サービス)はこの春から、医療と水源確保の活動に加えて、帰還難民が昔のように自分で食べていけるよう、アフガン東部での長期的な農村復興計画「緑の大地プロジェクト」に着手した。
2002
7/15
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