アート×ジェンダー2021
連載

「アート×ジェンダー2021」

不平等を是正しようとする社会の流れに呼応するように、アート界でもジェンダーがテーマの展示や活動が増えている。作家や企画者が直面し、作ろうとしているものを追う。

2021 12/17 17:32
文化

定義される性別超え 対話の可能性を模索 真の平等へ

ユゥキユキ「あなたのために、」(2020)

 ジェンダーの議論は、作られた「男らしさ、女らしさ」を克服する「二項」の問題として語られがちだった。社会制度が人間を男性と女性に分ける前提で作られているためだ。

2021 12/16 17:30
文化

アートの現場に力の偏り 男性中心の指導、評価がハラスメントの温床

ジェンダー・ハラスメント経験について 「表現の現場」ハラスメント白書2021より

 学生の73%が女性、教授の87%が男性。国内の主な美術系大学15校の平均である。

2021 12/15 17:30
文化

「炭鉱のカナリア」として 言葉の限界を超え 明日に思いを託す

さめしまことえ「にぎい、こん!」

 アーティストは「炭鉱のカナリア」に例えられる。坑内の有毒ガスをいち早く察知してさえずりを止める小鳥のように、世の中の不安や矛盾へ敏感に反応し、社会に知らせるという意味だ。

2021 12/6 17:30
文化

作家と子育て 育児と創作、葛藤や工夫 パートナーと二人三脚

個展「オーギカナエ これまでとこれから」の会場に立つオーギカナエさん

 アーティストの女性も他職種と同様に、結婚や出産がキャリアに与える影響は大きい。 「最近まで女性は“産んだらやめる”人がほとんどだった」。

2021 12/3 17:32
文化

裸をめぐって(下)「ヌード」物差し相対化 固定観念問う写真家たち

Kikuo(1999.09.17.Lbw.#11)「ヨコたわるラフ」シリーズより(c)Takano RyudaiCourtesy of Yumiko Chiba Asocciates

 スマートフォンやSNSの普及で、プライベートな写真を暴露するリベンジポルノや、相手にわいせつな「自撮り」をさせる性被害が社会問題になっている。裸の写真はポルノとして流通し、被害を生むこともある。

2021 12/2 17:30
文化

裸をめぐって(上)見られる女性、見る男性 モヤモヤ表現する作家たち

ゲリラ・ガールズの「DoWomenHavetobeNakedtoGetIntotheMet.Museum?」(1989年)©GuerrillaGirls,courtesyguerrillagirls.com.

 美術館で「裸婦」に遭遇すると、反射的に目を背けてしまう。公園や道端で出くわす裸体像が好きではない。

2021 12/1 17:32
文化

学芸員の挑戦 男女、人種…不均衡是正へ「希望捨てない」にじむ覚悟 

「アナザーエナジー展」を企画した森美術館長の片岡真実さん

 今年9月、東京の世田谷美術館で、熊本県八代市出身の塔本シスコ(1913~2005)の油彩など220点超を紹介する初の大規模回顧展が開かれ、注目を集めた。53歳から独学で絵を始めた塔本は、風景や人、動物を色鮮やかに自由な角度で描き込み、91歳で亡くなる前年まで続けた。

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