埋もれた声 石綿被害救済を追う
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「埋もれた声 石綿被害救済を追う」

建設現場でアスベスト(石綿)を吸い、肺がんなどの病気になった元労働者らが損害賠償を求めた訴訟で2021年5月、最高裁が国と建材メーカーの責任を認める判決を言い渡した。国は和解に合意し、訴訟を起こしていない被害者にも給付金を支給する制度を設けたが、なお救済から漏れる人はいる。危険な環境と知らずに働いた人を、労災などの既存制度とは別に、法的責任を基に救う仕組みで全面解決に向かうのか。被害の現場から考える。

2021 8/17 17:32
くらし

潜在化する石綿被害、届かない補償 識者は「基金の創設を」

打ち合わせをする手島和敏事務局長(左)と池田恵介さん。被害者の掘り起こしを続けている

 「たばこの吸いすぎと思っとった。 肺がんを患う福岡県内の男性(68)は、せき込みながら言った。

2021 8/3 17:30
くらし

給付を阻んだ〝時間の壁〟 除斥20年「つけ残っているのに」

アスベスト(石綿)に関するパンフレットを見る福岡県内の夫婦。父が給付金の対象から漏れるのに納得がいかない

 福岡県内の女性(66)は、1960年代のことをよく覚えている。まだ幼く、父に連れられて職場に遊びに通った。

2021 7/27 17:32
くらし

「そんなばかな」30センチ先で粉じん、でも給付対象外 石綿の傷深く

電動のこぎりで瓦を切っていた夫の作業を再現する妻。手元から顔までの近さが分かる

 建設現場でアスベスト(石綿)を吸い、肺がんなどの病気になった元労働者らが損害賠償を求めた訴訟で5月、最高裁が国と建材メーカーの責任を認める判決を言い渡した。国は和解に合意し、訴訟を起こしていない被害者にも給付金を支給する制度を設けたが、なお救済から漏れる人はいる。

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