食・健康・環境
連載

「食・健康・環境」

食と農業、環境、そして健康は、輪のようにつながった一つのサイクル。より健やかな暮らしを送るためのヒントを、さまざまな現場に向き合いながらお伝えします。

2022 1/12 6:00
くらし

漁師も魚も報われる「持続可能な魚食」とは 福岡のすし店で考えた

尾林さんが営む「鮨 忠尾」は、地魚を基本に、メニューなし、ネタケースなしという一風変わった店だ

 新型コロナウイルス変異株への不安に揺れながら、新しい年の暮らしが動きだした。私たちの「食」にもさまざまな影響が続く中、持続可能性をキーワードに魚食の足元を考えてみたい。

2021 12/10 17:32
くらし

「自分や大切な人の健康を願い」体調や好みに合わせ 冷凍宅食サービス 

赤身肉とプルーンのスープカレー(うぶすな提供)

 食べる人の体調や食べる場面などに合わせた栄養たっぷりの手作りおかずを届ける冷凍宅食サービス「うぶすな」を福岡市の弁護士平田えりさん(35)が考案した。きっかけは東京で仕事に追われ、不摂生な生活を続けた末に体を壊した自身の経験。

2021 12/1 17:32
くらし

穀物基地・米国の帯水層も水位低下 水を管理する国連機関設立を

オガララ帯水層の位置

 世界で進行している水資源の危機。九州大大学院の岸上祐子特任助教による今回の寄稿は、日本と最も関わりがある米国の水事情を中心とした解説だ。

2021 11/17 17:30
くらし

世界の水資源、枯渇の危機あらわ 九大特任助教の岸上祐子さん寄稿

九州大大学院の特任助教・岸上祐子さん

 米国など世界の食料基地で水危機が顕在化してきている。カロリーベースで食料の4割以上を海外に頼る輸入大国日本にとっても対岸の火事ではない。

2021 11/3 17:30
くらし

循環復活、多様な生物すむ環境に 滋賀県「魚のゆりかご水田プロジェクト」 排水路に魚道整備⇨産卵⇨再び琵琶湖へ

魚のゆりかご水田の流れは①4月、農家の手で排水路に魚道を設置②魚道をフナなどがさかのぼる③田んぼで産卵④ふ化した稚魚は田んぼを遊泳⑤6月下旬、約3センチに成長し、排水路の魚道を通って琵琶湖へ戻る=いずれも滋賀県提供

 田んぼで魚の赤ちゃんが育つよう魚道を整備し、生態系保全と、人が安心して暮らせる環境をつくる-。滋賀県が取り組む「魚のゆりかご水田プロジェクト」は、近江商人の買い手よし、売り手よし、世間よしの「三方よし」の考え方を農業の世界に落とし込み、田んぼから持続可能な社会づくりを目指す試みだ。

2021 10/20 6:00
くらし

5種類の“魔法の調味料”のススメ 5分程度でおいしい料理

安部司さんお薦め、五つの〝魔法の調味料〟

 コロナ禍で、自宅で食事する機会が増える中、かつて“添加物の神様”の異名を取った食のジャーナリスト安部司さん(70)=北九州市=が、家庭にある伝統的な調味料を使い、時短で簡単に絶品の味を生み出すレシピ本を書いた。決め手は、ちょちょいと手作りした5種類の「魔法の調味料」だ。

2021 10/6 6:00
くらし

地べたからの目線が見越した食と農の問題 山下惣一さん、執筆活動に幕

山下惣一さん

 現場に根差す地べたからの目線で、農業にまつわる小説やルポ、エッセーなどを発表してきた佐賀県唐津市の農民作家、山下惣一さん(85)が今春、およそ半世紀にわたる執筆活動に幕を下ろした。健康問題などが理由という。

2021 9/22 17:30
くらし

鈴木宣弘著『農業消滅』 国民の食を守る方策を提案

鈴木宣弘著『農業消滅』

 カロリーベースの食料自給率が史上最低の37%にまで落ち込んだ日本の食料政策に警鐘を鳴らす、東京大大学院の鈴木宣弘教授が「農業消滅-農政の失敗がまねく国家存亡の危機」(平凡社)を刊行した。 世界では人口増による食料需要の増大や気候変動による生産量減少で食料価格が高騰している。

2021 9/8 16:30
くらし

長引くマスク生活に〝警鐘〟口周りの筋肉鍛え 鼻呼吸意識した生活を

あー、いー、うー、べーと大きく口と舌を動かすことで、自然と口が閉じるようになる「あいうべ体操」

 すてきな口元はみんなの願い。日本人女性を対象に年代別に口元の形状変化を調べた「花王」(東京)の報告から、コロナ禍における口周りの大事さとアンチエイジングについて考えた。

2021 8/13 14:48
くらし熊本

ミカン果汁、ぎゅっと濃縮 3代のこだわり詰まった「九州まるごとしぼり」

5種類の「九州まるごとしぼり」。記者のイチオシは「でこぽんと温州みかん」。温州みかんの濃厚な甘みとデコポンのすっきりした酸味。良いとこ取りの1杯が楽しめる

 2度目のコロナ禍の夏。自粛、自粛で曇りがちな心をスカッと晴らしてくれる九州の飲み物を記者が探すと、親子3代のこだわりと技術が詰まった逸品にたどりついた。

2021 8/11 17:30
くらし

「須恵村-日本の村」を全訳 田中さんの講演会録、ネット公開

 6月30日付のくらし面で紹介した「新・全訳 須恵村-日本の村」の訳者、田中一彦さんが原書の面白さと意義について語った講演会の録画が、動画投稿サイト「YouTube」で無料公開されている。

2021 7/28 17:32
くらし

剪定くず堆肥化で農地を豊かに 公費使わずリサイクル

剪定くずをチッパーにかける糸島市シルバー人材センターのメンバー

 福岡県糸島市でシルバー人材センターとJAがタッグを組み、地域で出る樹木の剪定くずで作った堆肥で農家の土を再生させる試みを展開している。剪定くずを焼却処分する自治体もある中、公費を投入することなく「事業」として、環境保全やより良い食の循環の輪を成立させる取り組みだ。

2021 6/30 17:30
くらし

戦前のムラが問う〝民主主義〟「須恵村~日本の村」訳者に聞く 

田中一彦さん

 戦前唯一の人類学的な日本農村研究の名著と称され、世界的ベストセラーになった「須恵村~日本の村」の新・全訳本が、農山漁村文化協会から刊行された。

2021 5/14 17:31
くらし科学・環境

漂着ごみ 解決の鍵はプラスチック減量 専門家「社会で総量抑制を」

漂着ごみの上位10品目

 日本の海岸にはどれぐらいのごみが漂着しているのか。環境省は2010年度から毎年、全国7~10カ所の海岸を選んで漂着ごみを調査し、ごみの種類や数量などをまとめている。

2021 5/14 11:30
くらし科学・環境

漂着ごみ、拾っても拾っても…海岸清掃参加 記者が感じた小さな絶望

砂浜に吹き寄せられた発泡スチロール片を集める木下英生さん。「志賀島は博多湾のごみが集まりやすい」

 プラスチックごみによる海洋汚染が深刻化する中、海岸などの清掃活動に加わる人が増えている。市民団体の催しに参加したり、個人の活動を会員制交流サイト(SNS)で発信して連携したり、取り組みはさまざまだ。

2021 5/5 17:32
くらし

フェアトレードのチョコが目指すもの 南インドー沖縄ー岩手つなぎ

【左上】ネパリ・バザーロのLISAチョコレート【右上】粒状にしたカカオと黒糖、粗糖を原料にチョコレートを作る「椿のみち」のスタッフ(ネパリ・バザーロ提供)【同下】=沖縄県・久米島の農家で育てられているカカオ。左から2人目が土屋春代会長、右端が高橋百合香代表

 封を開けるとカカオの深い香り。一口頬張ると、ほろ苦さの後に、さっぱりとした甘さが広がる。

2021 4/21 17:30
くらし

市松模様でお手軽ガーデニング 安価でおしゃれなユニット提案

西日本短大元教授・大石道義さん

 日光を浴びながらわが家で草花をめでるガーデニング。憧れはしても、どこから手を付けたら…と、初心者にはハードルが高いような。

2021 4/7 17:32
くらし

「弁当の日」で未来変える 親の一歩が大きなうねりに

市民有志が催した「ひろがれ弁当の日in宮崎シンポジウム~輝く笑顔と団らん」。講演やワークショップで大盛況だった=2011年4月、宮崎市

 「子どもが作る“弁当の日”」を推進する宮崎県。その広がりには行政の強力なリーダーシップと、今年で結成10周年を迎えた市民グループや大学との協働があった。

2021 3/24 17:32
くらし

なぜ?「弁当の日」実施率88% 宮崎県の小中高

宮崎県教委が主催する2020年度「笑顔つながる『みやざき弁当の日』写真展」で入賞した五ケ瀬町立三ヶ所小4年、吉田幹大さんの作品。コロナ禍で遠足が中止になり、臨時休校の時に作った弁当。「家族みんなの分を作るのは大変でしたが、家族みんなの笑顔が見れてうれしかった」という

 「子どもが作る“弁当の日”」を推進する宮崎県。小、中、高校での実施率は88%(2019年度)に上り、今月19日には宮崎市、延岡市、三股町で記録映画「弁当の日」の試写会も開かれた。

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