ビルマ戦記を追う
連載

「ビルマ戦記を追う」

兵隊や軍医、捕虜、外国人といった、さまざまな人が書き残したビルマでの戦記50冊を、福岡県久留米市在住の作家・古処誠二さんが独自の視点で紹介します。

2019 12/7 6:00
文化

「細菌から象まで」を読み解く ビルマ戦記を追う<37>

「細菌から象まで」

 先に戦記というものの傾向に触れた。ついでなので、ここでもうひとつの傾向を書いておく。

2019 12/6 6:00
文化

「ビルマ日記」を読み解く ビルマ戦記を追う<36>

「ビルマ日記」

 この戦記の奧付には「中央公論事業出版」「頒価 八○○円」などとある。自費出版なのだろう。

2019 12/5 6:00
文化

「ビルマ商人の日本訪問記」を読み解く ビルマ戦記を追う<35>

「ビルマ商人の日本訪問記」(連合出版)

 著者のウ・フラ氏は一九三六年に日本を訪問し、二カ月滞在している。その旅日記はラングーン(ヤンゴン)の新聞社へ寄稿され、一九三九年に書籍化された。

2019 12/4 6:00
文化

「ビルマの風俗習慣」を読み解く ビルマ戦記を追う<34>

「ビルマの風俗習慣」(財団法人 南洋經濟研究所出版部)

「ある商社員と大東亜戦」に名前の出てくる国分正三氏は戦前ビルマで諜報(ちょうほう)活動等を行ったことで知られている。戦時中もビルマへ赴いているが、その活動詳細を知る機会に私はまだ残念ながら恵まれていない。

2019 12/3 6:00
文化

「ある商社員と大東亜戦」を読み解く ビルマ戦記を追う<33>

「ある商社員と大東亜戦」(旺史社)

 本書の副題は「徴用軍属ビルマ日記」という。内容はまさにその通りで、軍属としてビルマへ赴いた桑野福次氏の残した記録である。

2019 12/2 6:00
文化

「ビルマ戦記」を読み解く ビルマ戦記を追う<32>

「ビルマ戦記」(光人社)

 部隊碑でひとつ思い出したことがあるので後勝氏の「ビルマ戦記」も取り上げたい。本書は副題を「方面軍参謀 悲劇の回想」といい、序を瀬島龍三氏が寄せている。

2019 12/1 6:00
文化

「菊歩兵第五十六聯隊戦記」を読み解く ビルマ戦記を追う<31>

「菊歩兵第五十六聯隊戦記」

 前述の井上咸(はやし)氏は「敵・戦友・人間」において終戦後の軍旗奉焼にも触れている。将兵にとって軍旗の存在は非常に大きかったのである。

2019 11/30 6:00
文化

「敵・戦友・人間」を読み解く ビルマ戦記を追う<30>

「敵・戦友・人間」(昭和出版)

 井上咸(はやし)氏が「収容所のロビンソンクルーソー」の二年前に著した戦記である。「栄光なき戦いの果てに」と副題が打たれている。

2019 11/29 6:00
文化

「収容所のロビンソンクルーソー」を読み解く ビルマ戦記を追う<29>

「収容所のロビンソンクルーソー」(毎日新聞社)

 収容所の日々を綴(つづ)った戦記は珍しくない。先に紹介した「アーロン収容所」もそうだし、数多いシベリア抑留記もそうだし、中でも有名なのは大岡昇平氏の「俘虜記」だろう。

2019 11/28 6:00
文化

「ビルマ脱出記」を読み解く ビルマ戦記を追う<28>

「ビルマ脱出記」(図書出版社)

 英印軍が刻々と迫る戦況にラングーン(ヤンゴン)はほとんど無法状態となり、略奪と放火が相次いだ。市民は軍の倉庫にも押しかけた。

2019 11/27 6:00
文化

「日本赤十字従軍看護婦」を読み解く ビルマ戦記を追う<27>

「日本赤十字従軍看護婦」

 元日赤従軍看護婦の会が編纂(へんさん)した本である。副題を「戦場に捧(ささ)げた青春」という。

2019 11/26 6:00
文化

「白衣の天使」を読み解く ビルマ戦記を追う<26>

「白衣の天使」(叢文社)

 副題に「ビルマ最前線 従軍看護婦死闘の手記」とある。会田雄次氏と同じ第五十三師団に属していた宮部一三氏の編纂(へんさん)になる本である。

2019 11/25 6:00
文化

「アーロン収容所」を読み解く ビルマ戦記を追う<25>

「アーロン収容所」(中公文庫)

 著者は第五十三師団に所属していた会田雄次氏である。日本人の書いたビルマ戦記としては最も有名な一冊だろう。

2019 11/24 6:00
文化

「日本兵のはなし」を読み解く ビルマ戦記を追う<24>

「日本兵のはなし」(マネジメント社)

 ビルマにおける様々(さまざま)な日本軍将兵の回想が六十一本収録された本である。体裁としてはルポライターによる証言集に近く、著者の玉山和夫氏は実際そうした手法を用いている。

2019 11/23 6:00
文化

「コヒマ」を読み解く ビルマ戦記を追う<23>

「コヒマ」(早川書房)

 インパール作戦を知らぬ日本人は少ないとしても、同作戦における最大の激戦地コヒマはどれだけ知られているだろうか。たとえば西日本新聞を読んでいる博多っ子の何割がコヒマにおける先人の戦いを知っているだろうか。

2019 11/22 6:00
文化

「最悪の戦場に奇蹟はなかった」を読み解く ビルマ戦記を追う<22>

「最悪の戦場に奇蹟はなかった」(光人社NF文庫)

 歩兵第百二十四連隊の評判の悪さに触れる形になった。実は先に紹介した「軍楽兵よもやま物語」にも同連隊に関する記述があり、ずばり「ゴロツキ」との呼称が使われている。

2019 11/21 6:00
文化

「烈兵団 インパール戦記」を読み解く ビルマ戦記を追う<21>

「烈兵団 インパール戦記」(光人社)

 インパール作戦はメディアで頻繁に取り上げられる。したがって本随筆でその様相を語る必要はなかろう。

2019 11/20 6:00
文化

「ビルマ讀本」を読み解く ビルマ戦記を追う<20>

「ビルマ讀本」(寶雲舎)

 戦記を戦争の記録と解釈するなら、戦時中に出版された書籍はそれ自体が戦記とも言える。時代が反映されているからである。

2019 11/19 6:00
文化

「火線と共に」を読み解く ビルマ戦記を追う<19>

「火線と共に」(東洋堂)

 本書が出版された昭和十八年五月、ビルマはまだ平和だった。ビルマ自体が独立を三カ月後に控えていたし、空襲は見られても連合軍の本格的な反攻開始は半年先のことである。

2019 11/18 6:00
文化

「地獄の戦場 泣きむし士官物語」を読み解く ビルマ戦記を追う<18>

「地獄の戦場泣きむし士官物語」(光人社NF文庫)

 門司に「花千里」という飲食店があると聞く。そこでは「ビルマうどん」なるものを出しているという。

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