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「映画の話題」

「映画の話題」に関するこれまで扱われたニュース一覧を最新順に掲載しています。

2020 11/30 12:00
福岡文化連載

『博多っ子純情』何がえずかか、つやつけと~ 「青春伝説」人間くさか

「博多っ子純情」DVD3800円(税別) 発売=ディメンション、販売=ローランズ・フィルム (c)松竹株式会社

 福岡市の伝統の祭り、博多祇園山笠を誇りに思う、やんちゃで庶民的な男子中学生、郷六平の青春を描く劇映画「博多っ子純情」(1978年、曽根中生監督)。福岡ゆかりの映画を語るとき、見落としてはいけない作品の一つだ。

2020 11/25 15:00
文化

映画『滑走路』非正規で働く彼をなぜ描かないのか

「滑走路」より(c)2020「滑走路」製作委員会

 中学・高校時代にいじめで心に傷を負い、通院・療養をしながら大学を卒業し、社会人として非正規雇用で働きつつ、短歌作りに親しみ、歌人になることを夢見た。だが、第1歌集「歌集 滑走路」の原稿を出して間もなく自死する。

2020 11/23 11:32
福岡文化連載

『無法松の一生』男・松五郎よ、なぜ告白一つせず身を引くのか

「無法松の一生」DVD2500円(税別)/発売・販売 東宝/(c)1958 TOHO CO.,LTD.

 明治から大正の小倉(北九州市)を舞台に、粗野で武骨だがさっぱりして人情に厚い人力車夫、富島松五郎の姿を描く「無法松の一生」(1958年)。軍人の夫を亡くした妻子を献身的に支え続け、ともに歩み、ついにはその婦人を深く愛する松五郎。

2020 11/16 12:00
福岡文化連載

『百万円と苦虫女』タナダユキ、蒼井優、原田郁子 才能の三重奏

イラストは作品のイメージ

 北九州市で商店街の鮮魚店の娘に生まれ、雑多な人々を見て育った。そんなタナダユキ監督の目線はとても庶民的だ。

2020 11/15 10:00
経済政治

記録映画『タネは誰のもの』 種苗法改正案 農家の不安、憤りあらわ

「タネは誰のもの」より。苗床にサツマイモのタネイモを敷き込む埼玉県の農家

 農家が登録品種のタネを自由に自家採種し、自家増殖することを禁じる「種苗法」改正案に対し、農家の不安や憤りの声を取材したドキュメンタリー映画「タネは誰のもの」(原村政樹監督)が、オンラインで有料上映されている。改正案は現在、国会で審議中だが「地域や農家が種苗を受け継ぐ農業本来の営みを壊す」「グローバル企業の種苗・食料支配を招かないか」と危機感はあらわだ。

2020 11/12 17:00
くらし

重い障害があっても…葛藤する姿描く 監督が映画「道草」に込めた思い

映画「道草」のトークショーで思いを語る宍戸大裕監督(中央)と、金子正歩さん(右)=10月31日、北九州市の枝光本町商店街アイアンシアター

 重い知的障害や自閉症、強度行動障害のある人が、ヘルパーの力を借りて自立生活を送る姿を撮ったドキュメンタリー映画「道草」。その上映と宍戸大裕(だいすけ)監督(38)=宮城県出身=のトークショーが10月、北九州市内であった。

2020 11/9 12:00
福岡文化連載

『海と毒薬』九大生体解剖事件 思考停止、良心はあえいで

 太平洋戦争末期の1945年5月、九州帝国大(現・九州大)医学部の医師らが、米軍爆撃機B29の乗員で捕虜となった米兵8人を生体解剖した事件を題材にした劇映画「海と毒薬」(1986年、熊井啓監督、原作・遠藤周作)。ともに解剖に参加する研究生で、忠実に務めを果たす戸田(渡辺謙)と、良心の呵責(かしゃく)に苦しむ勝呂(奥田瑛二)の対話を軸に、事件の内実を解き明かしていく。

2020 11/2 12:00
福岡文化連載

『空の大怪獣 ラドン』天神壊滅 核、気候変動…今をも問う寓話性

「空の大怪獣 ラドン」DVD2500円(税別) 発売・販売 東宝 (c)1956 TOHO CO.,LTD.

 九州を代表する商業都市、福岡市・天神をこれほど完膚なきまでに破壊した映画の主人公がいただろうか。円谷英二の特撮映画「空の大怪獣 ラドン」(1956年、本多猪四郎監督)は子どもだましではない、今の時代にも十分通用する社会派エンターテインメント作品だ。

2020 10/27 12:46
福岡文化文化

『死霊魂』 中国の「右派」粛清地獄、ワン・ビン監督執念の記録

「死霊魂」より。ワン・ビン監督の取材に、証言者たちはつらい記憶をたぐり寄せる ⓒLES FILMS D’ICI-CS PRODUCTIONS-ARTE FRANCE CINÉMA-ADOK FILMS-WANG BING 2018

 中国共産党が1950年代後半から党批判者を摘発して甘粛省の再教育収容所に送り、2500人以上が飢餓などで亡くなったという「反右派闘争」を巡って、生き残った人たちの証言を掘り起こしたドキュメンタリー映画「死霊魂」が11月2、3日、福岡市中央区のKBCシネマで公開される。世界で注目されるワン・ビン(王兵)監督による3部8時間26分の大作を一挙公開する。

2020 10/27 12:43
福岡文化文化

ワン・ビン監督の世界 市井の人々への愛情、そっとデジカメを構える

「死霊魂」のワン・ビン監督

 世界で脚光を集めるワン・ビン監督のドキュメンタリー映画「死霊魂」(3部8時間26分)が11月2、3日、福岡市のKBCシネマで公開される。1950年代後半から60年代初めにかけ、中国共産党の「反右派闘争」で多くの人々が再教育収容所に送られ飢餓などで亡くなった事件で、生存者たちの証言を掘り起こした。

2020 10/26 12:00
福岡文化連載

『日本侠客伝 花と龍』健さん全盛期のホームゲーム、さあリベンジだ

「日本侠客伝 花と龍」DVD2800円(税別)/発売・東映ビデオ、販売・東映

 昭和の大スター、高倉健は、かつて筑豊炭田の石炭を船が運んだ遠賀川沿いの福岡県中間市生まれ。「日本侠客(きょうかく)伝 花と龍」(1969年、マキノ雅弘監督)では、明治期、その石炭の集積・積み出し港として栄えた若松港(北九州市)で港湾労働者「ごんぞう」たちを率いた主人公、玉井金五郎を演じた。

2020 10/21 12:00
福岡文化

「常に何本か題材を用意している」7年ぶり新作、青山真治監督に聞く

「常に何本かの映画になるような題材を用意している」と語る青山真治監督(撮影・伊東昌一郎)

 都会に住む現代女性の生きざまを、スター俳優との出会いというドラマチックな筋立てを通して描き出す劇映画「空に住む」(10月23日公開)。青山真治監督(北九州市門司区出身)に、7年ぶりの監督作となった今作と今後の映画作りについて聞いた。

2020 10/20 12:01
福岡文化

青山真治監督7年ぶり新作『空に住む』 現代女性の浮遊する心描く

「空に住む」より。主人公・小早川直実を演じる多部未華子(c)2020 HIGH BROW CINEMA

 東京都心のタワーマンションに住み始めた出版社勤務の女性がスター俳優との出会いをきっかけに生き方を見つめ直す劇映画「空に住む」が10月23日、全国公開される。北九州市門司区出身の青山真治監督が放つ7年ぶりの新作だ。

2020 10/19 12:00
福岡文化連載

『EUREKA ユリイカ』バスジャック被害者、ともに歩む再生の軌跡

「EUREKA ユリイカ」DVD3800円(税別) 発売・WOWOW 販売・NBCユニバーサル・エンターテイメント

 北九州市出身の青山真治監督の初期作品で、カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞などを受賞した「EUREKA ユリイカ」(2001年)。犯罪被害者たちがどう苦しみ、再生のきっかけをどうつかむのか、心の軌跡をたどる大作だ。

2020 10/12 12:00
福岡文化連載

『男はつらいよ 寅次郎紙風船』秋月の「婚約」 恋が実る最大の好機

「男はつらいよ 寅次郎紙風船」DVD1800円(税別) 発売、販売・松竹 (c)1981 松竹株式会社

 日本で最も愛された映画シリーズ「男はつらいよ」。全50作の中で、「フーテンの寅」こと車寅次郎(渥美清)が最も結婚に近づいたのが、第28作「男はつらいよ 寅次郎紙風船」(1981年)ではなかろうか。

2020 10/7 11:16
福岡文化

「スパイの妻」 戦時下の正義とは何か、蒼井優の確かな存在感

「スパイの妻」より(c)2020 NHK, NEP, Incline, C&I

 太平洋戦争の開戦前夜、国民の思想監視と統制、弾圧が強まる中、軍に関わる国家機密を偶然手に入れた夫妻の波乱の歩みを描く「スパイの妻〈劇場版〉」(黒沢清監督)が10月16日、全国公開される。主演の蒼井優(福岡県出身)が摘発の危機を背負いつつ夫を愛し、支える妻を確かな存在感で演じている。

2020 10/5 12:00
福岡文化連載

『君が君で君だ』「姫」追い10年 恋に不器用な男たち、異形の一途さ

「君が君で君だ」DVD4700円(税別)/発売・東映ビデオ、販売・東映

 普通のファンクラブと明らかに違う。不干渉がおきてだから、ぎりぎりストーカーではないだろう。

2020 9/28 12:00
福岡文化連載

『陸軍』(下)「不敗神話」巡る口論 忍ばせたか軍国への疑問符

進軍ラッパを吹き鳴らし、福博の街を行軍する福岡連隊。正面は建設中の岩田屋=1936年4月10日

 プロ野球の福岡ソフトバンクホークスの必勝祈願でおなじみの筥崎宮(福岡市東区)が、戦時中の映画「陸軍」(1944年、木下恵介監督)に登場する。 日中戦争への暗雲垂れ込めてきた頃、日本軍に協力する鉄工所の奉仕団の若者たちが参拝し、日本の必勝を祈願する。

2020 9/21 12:00
福岡文化連載

『陸軍』(上)息子の出征、福博の街を駆けだす「軍国の母」の真情

「木下惠介生誕100年 陸軍」DVD2800円(税別) 発売、販売元・松竹 (c)1944 松竹株式会社

 「陸軍」(1944年)のクライマックスは、出征兵として福岡市の中心街を行進する息子を、母親の高木わか(田中絹代)が追いかけて見送るシーンだ。 「(息子は)もう立派に天子様(天皇陛下)に差し上げたもんじゃけん」と周囲に言い、街頭の見送りはしないはずだった。

2020 9/20 22:53
福岡芸能

HKT豊永、小田、坂口「胸いっぱい」 「オール北九州映画」上映会  

映画「めぐり逢わせの法則」の上映会で、壇上からほほ笑むHKT48の(左から)坂口理子、豊永阿紀、小田彩加(撮影・古川泰裕)=20日午後7時半すぎ

 物語の舞台、撮影地、スタッフまで“オール北九州”で作り上げた映画「めぐり逢(あ)わせの法則」の上映会が20日、北九州市門司区の門司市民会館で開かれた。岩松茂監督のほか、出演したHKT48の豊永阿紀(20)、小田彩加(21)、坂口理子(26)の3メンバーも登壇、作品への思いを語った。

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