文化面
掲載面

「文化面」

西日本新聞の朝刊 文化面に掲載されたニュースを提供します。

2020 9/28 15:59
文化

「ただ一人でもいい」観客と生身の交流を 公演再開した俳優の思い

「無理に答えを出さず、見る人がイメージできる余白を残した芝居をしたい」と語る杉山英之さん。=東京都世田谷区、燐光群が拠点とする稽古場「梅ヶ丘BOX」

 新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が解除された7月初め。劇場の灯が消えていた東京・下北沢で、いち早く公演を再開した劇団「燐光群(りんこうぐん)」(坂手洋二さん主宰)の舞台「天神さまのほそみち」は話題を呼んだ。

2020 9/24 9:00
文化

鳥や虫、人肉食まで…将兵が餓え惑い続けた戦地記す「ウエワク」

「ウエワク」

 第二十七野戦貨物廠(しょう)に属していた針谷和男氏の著作である。部隊史を思わせる体裁と内容だが、代表的なニューギニア戦記等に裏付けを得つつまとめられた個人史である。

2020 9/23 9:00
文化

補給途絶で玉砕予想 絶望的な孤立記す「ニューギニア戦 追憶記」

「ニューギニア戦 追憶記」(戦誌刊行会)

 本書の出版は昭和五十七年だが原稿は昭和二十四年に書かれている。まえがきによれば著者の星野一雄氏は日々のメモをニューギニアに渡る前から録(と)っていたらしい。

2020 9/22 9:00
文化

異例の部隊史 補給に雑務…裏方の日々記す「第四十四兵站史」

「第四十四兵站史」

 本書は、体裁が独特な部隊史である。表紙には「東部ニューギニア猛第四、八一七部隊 第四十四兵站(へいたん)地区隊・行動の実録」と小文字が打たれている。

2020 9/21 9:00
文化

重患の枕元に手榴弾 軍医が記す「海軍陸戦隊ジャングルに消ゆ」

「海軍陸戦隊ジャングルに消ゆ」(戦誌刊行会)

 海軍にも触れておきたいので本書を取り上げる。著者である渡辺哲夫氏の体験が前半に書かれ、ニューギニア戦の全体像が後半に書かれた戦記である。

2020 9/20 9:00
文化

初任務は難工事 エリート軍人が記す「ニューギニア砲兵隊戦記」

「ニューギニア砲兵隊戦記」(光人社)

 第二十師団の野砲兵第二十六連隊で第三中隊長を務めた大畠正彦氏の著作である。野砲兵とはいえ昭和十七年十一月に山砲編制に変わっており、タイトルに「砲兵隊」とあるのはそうした事情からと考えられる。

2020 9/19 9:00
文化

地獄の転進、また転進 元工兵が記す「ラバウル攻防戦と私」

「ラバウル攻防戦と私」(旺史社)

 前回触れたグンビ岬への連合軍上陸は昭和十九年一月である。この時点でダンピール海峡は突破されたことになり、それはビスマルク海を連合軍が制することを意味し、いずれラバウルが孤立することを意味していた。

2020 9/18 16:08
文化

豪雨や絶壁…命削ったガリ転進 苦しみ記す「東部ニューギニア戦線」

「東部ニューギニア戦線」(光人社NF文庫)

 第二十師団に属していた尾川正二氏の著作である。第二十師団は第五十一師団等の将兵がサラワケット越えの転進をしている間フォン半島のフィンシハーフェンを巡って戦いを繰り広げている。

2020 9/18 15:57
文化

いまも根強い人種差別 消えぬ「違うこと」への恐怖心

撮影・喜多村みか

 8月23日、米ウィスコンシン州で警察官による黒人男性銃撃事件が起きた。テニスの大坂なおみ選手は事件に対し、明確な抗議の意志を表明した。

2020 9/17 15:44
文化

冷気追い打ち、銃まで燃やす サラワケット越え記す「ラエの石」

標高4500メートルのサラワケット山頂付近。日本軍は渓谷に沿って進んだ=1995年2月(写真提供:湯原浩司)

 前回取り上げた飯塚栄地氏が経験した潜水艦でのラエ脱出は言うまでもなく稀なケースである。ラエ・サラモア地区で戦った将兵は、最終的に東西から敵の圧迫を受けてフォン半島の付け根を北へ脱出することになる。

2020 9/16 17:01
文化

制空権なき戦、勝利望めず 終戦までの体験記す「パプアの亡魂」

「パプアの亡魂」(日本週報社)

 連合軍の反攻に伴い、日本軍はブナ地区やラエ・サラモア地区への増強を行う。これはあくまでポートモレスビー攻略を見据えてのことだったが、現場はもはやそれどころではなかった。

2020 9/15 15:10
文化

最初の玉砕、スタンレー作戦 元将校が記す「ニューギニア戦記」

ニューギニア戦線で機関銃を分解し搬送前進する日本兵=1943年

 随筆「ビルマ戦記を追う」を昨年書いた。これが予想に反して好評だったそうで「ビルマとは別の戦地で十作ほど紹介できないか」との依頼をこのたび頂いた。

2020 8/27 8:06
文化

学校、会社は何のために行く?感じた問い 東浩紀×伊藤亜紗、コロナ禍を考える

伊藤亜紗さん

 伊藤 緊急事態宣言ですべての予定が狂ったことは、経験として重要でした。 小学5年生の息子は5月は学校がなくて動画配信を見ていましたが、「何のために勉強しているか分からない」と言っていました。

2020 8/27 8:00
文化

「そもそも戦うような相手ではない」東浩紀×伊藤亜紗、コロナ禍を考える

批評家東浩紀さん=東京都千代田区

 伊藤 よく「コロナに対する戦争」と言われますが、生物学者たちが指摘している通りに、ウイルスはそもそも戦うような相手ではないですよね。 ウイルスは、人間のような高等生物の遺伝子の一部が外に出たもので、進化において重要な役割を果たしています。

2020 8/27 8:00
文化

「科学vs政治の対立構造に」東浩紀×伊藤亜紗、コロナ禍を考える

東浩紀さん

 新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの生活を大きく変えた。コロナ禍を機に、立ち止まって考えるべきことは何なのか。

2020 8/21 12:00
文化

自然とどう向き合うか…「科学」とは異なるアプローチを考える

撮影・喜多村みか

 今年も九州全域で大雨による甚大な被害が出た。7月3日から4日にかけての集中豪雨では、球磨川流域を中心に熊本県南部の各地で24時間雨量が観測史上最大を記録した。

2020 8/6 6:00
連載

【俵万智の一首一会】くくられる「夜の街」 抜け落ちる何か

 二年ほど前から、一風変わった歌会に参加している。会場は、開店準備中のホストクラブ。

2020 8/3 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第318回 第九章 本心

画・菅実花

 僕はただ、そのことを聞いてもらいたくて、ティリに話した。コンビニ動画のお陰(かげ)で集まった投げ銭も、進学のための学費に充てるつもりだった。

2020 8/2 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第317回 第九章 本心

画・菅実花

「すごいですね。……朔也(さくや)さんが書いてくれたんですか。

2020 8/1 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第316回 第九章 本心

画・菅実花

「いいお店ですね。「いいえ、初めてです。

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