文化面
掲載面

「文化面」 (53ページ目)

西日本新聞の朝刊 文化面に掲載されたニュースを提供します。

2019 11/8 11:20
大分文化

われら前衛の徒 大分新世紀群の軌跡(2) モダンボーイ 文化とスポーツ 道楽者の夢

大分に立った若き日の木村純一郎 ※キムラヤ創業50周年記念誌「燃える半世紀」より

 大正末期の大分に、颯爽(さっそう)とモダンボーイが現れ、神戸仕込みのハイカラな新風を吹き込んだ。私財をなげうち「道楽者」と呼ばれるほど、文化、スポーツ振興に力を注いだ木村純一郎。

2019 11/8 6:00
文化

「菊花清冽たり」を読み解く ビルマ戦記を追う<8>

「菊花清冽たり」

 歩兵第五十五連隊の戦友会がまとめた部隊史である。昭和十九年八月十七日、イラワジ河ほとりのシュエグーという町に火野葦平氏が現れた記述があるので少し引用する。

2019 11/8 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第58回 第五章 “死の一瞬前”

画・菅実花

 それでも結局、この制度が、多少の軋(きし)みを顕在化させつつ、比較的安定して運用されているのは、通常、関与した医師が、近親者の抵抗に対して、より周到な配慮を行っているからに違いなかった。 しかしそう思うと、むしろ僕の自問こそ、もっとありきたりなかたちを取るべきではあるまいかという気がした。

2019 11/7 6:00
大分文化

われら前衛の徒 大分新世紀群の軌跡(1) 磯崎新の原点 芸術と政治 二つのアバンギャルド

キムラヤのアトリエで開かれていたデッサン会の最後には、参加者がそれぞれの作品を熱心に批評し合った(1950年代撮影)

 誰もが知る建築界の巨匠は、誰にもその実体を捉えさせない。 「理解してもらってもしょうがない。

2019 11/7 6:00
文化

「インパール作戦従軍記」を読み解く ビルマ戦記を追う<7>

「インパール作戦従軍記」(集英社)

 二○一七年十二月に出た本書は、今後ビルマ戦を語る上で重要な位置を占めることになるだろう。火野葦平氏が戦地から持ち帰った手帳のうちビルマに関わる六冊が収録されているのである。

2019 11/7 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第57回 第五章 “死の一瞬前”

画・菅実花

 看護師が冷たいお茶を持ってきてくれた。「お母さんは残念でしたね。

2019 11/6 6:00
文化

「わだちの跡」を読み解く ビルマ戦記を追う<6>

「わだちの跡」

 タイトルからは内容を想像しにくいが、独立自動車第百一大隊編集委員会の手にかかる立派な部隊史である。 こうした戦記は、ほぼ寄稿により構成されている。

2019 11/6 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第56回 第五章 “死の一瞬前”

画・菅実花

 母がもし、最初から安楽死を意図して、かかりつけ医を変更していたのだとするならば、母の意思は、僕に告白した時点よりも、遙(はる)か以前に固まっていたことになる。しかし、高々(たかだか)、還暦という年齢で、そんなことを考えていたとは、到底思えなかった。

2019 11/5 6:00
文化

「ビルマの象」を読み解く ビルマ戦記を追う<5>

「ビルマの象」(法政大学出版局)

 戦争と動物。 小説を書く者にとってこれは魅力的なテーマであり、私も構想をひとつ温めている。

2019 11/5 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第55回 第五章 “死の一瞬前”

画・菅実花

 〈あらすじ〉 石川朔也はリアル・アバターという仕事をする二十九歳。亡くなった母のVF(ヴァーチャル・フィギュア)が完成し、朔也は仮想空間で〈母〉と再会。

2019 11/4 6:00
文化

「ビルマ戦補充兵」を読み解く ビルマ戦記を追う<4>

「ビルマ戦補充兵」(光人社NF文庫)

 戦記と呼ばれるもののひとつの類型として「出征から復員まで」が挙げられる。「入営から終戦まで」「戦地入りから終戦まで」も同じ類型に入れることができる。

2019 11/4 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第54回 第五章 “死の一瞬前”

画・菅実花

 <母>と対話し、学習に協力してもらうかどうかはともかく、僕は、母の内心をそれぞれに違った立場でよく知っていたであろう二人の人物と、面会の約束を取りつけた。 一人は、富田という名の母の主治医だった。

2019 11/3 6:00
文化

「累骨の谷」を読み解く ビルマ戦記を追う<3>

「累骨の谷」(旺史社)

 この質問に対して多くの人は「ビルマの竪琴」と答えるだろう。私も同じである。

2019 11/3 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第53回 第五章 “死の一瞬前”

画・菅実花

 むしろ、僕は<母>に怒鳴り声を上げてしまったことに、罪悪感を抱いていた。かわいそうなことをしたと胸を痛めていて、出来れば謝りたかった。

2019 11/2 14:07
読書

『東京凸凹散歩』 大竹昭子 著 (亜紀書房・1980円)

 2012年刊行の「日和下駄(げた)とスニーカー」を最新情報に合わせて改稿し、新稿を加えた極上の散歩エッセー。永井荷風の名随筆「日和下駄」を参考に、坂と丘と谷の街である東京を探り歩く。

2019 11/2 14:06
読書

『貧困専業主婦』 周燕飛 著 (新潮選書・1320円)

 妻がパートの共働き世帯よりも、専業主婦のいる世帯の方が貧困率が高い-。こんな驚きの調査結果を労働問題の研究者が導き出した。

2019 11/2 14:05
読書

『書物のエスプリ』 山田登世子 著 (藤原書店・3080円)

 福岡県田川市出身で2016年に亡くなったフランス文学者の未収録文集。書物をめぐるエッセーと各紙誌に発表した120本もの書評を「文学・思想」「歴史・社会」「風俗・モード・性」に分けて収録。

2019 11/2 14:03
読書

『怪人熊楠、妖怪を語る』 伊藤慎吾、飯倉義之、広川英一郎 著 (三弥井書店・2530円)

『怪人熊楠、妖怪を語る』 伊藤慎吾、飯倉義之、広川英一郎 著 (三弥井書店・2530円)

 著者の一人は強調する。多くの民俗学者にとって妖怪の正体なぞ何でも構わないし存在しなくても支障ないが「南方熊楠は違う」。

2019 11/2 13:56
読書

『不知火のほとりで 石牟礼道子終焉記』 米本浩二 著 (毎日新聞出版・1980円)

 昨年、90歳で亡くなった作家石牟礼道子さん。縁あって「密着取材」と「渾身介護」を続けた著者(毎日新聞記者)は病床で、自分でも気付かないまま「道子ォ、道子ォ」と絶叫していたという。

2019 11/2 13:55
読書

『南の島のよくカニ食う旧石器人』 藤田祐樹 著 (岩波書店・1430円) 

『南の島のよくカニ食う旧石器人』藤田祐樹著(岩波書店・1430円)

 日本の旧石器人といえば、穂先が石器のやりを手に大型獣を狩るイメージを抱きがちだが、沖縄島南部のサキタリ洞遺跡で暮らした人々はだいぶ様子が違ったようだ。貝製釣り針で魚を捕まえ、秋には旬のモクズガニを堪能していたことが分かっている。

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