文化面
掲載面

「文化面」 (55ページ目)

西日本新聞の朝刊 文化面に掲載されたニュースを提供します。

2019 11/24 6:00
文化

「日本兵のはなし」を読み解く ビルマ戦記を追う<24>

「日本兵のはなし」(マネジメント社)

 ビルマにおける様々(さまざま)な日本軍将兵の回想が六十一本収録された本である。体裁としてはルポライターによる証言集に近く、著者の玉山和夫氏は実際そうした手法を用いている。

2019 11/24 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第73回 第五章 “死の一瞬前”

画・菅実花

 猫は、前足を伸ばして音もなく椅子から跳び降りた。そして、スッと顔を上げ、周囲を見渡し、プールサイドを駆けていったかと思うと、いつの間にか姿を消していた。

2019 11/23 15:03
読書

『移民労働者は定着する』 田村紀雄 著 (社会評論社・2530円)

『移民労働者は定着する』 田村紀雄 著 (社会評論社・2530円)

 太平洋戦争勃発当時、カナダの晩市(バンクーバー)にいた日系移民は内陸部に「追放」され苦難の生活を強いられるが、戦後はカナダ全土に分散したまま定着していく。本書は豊富な現地取材をもとに、当時、唯一の日系新聞『ニュー・カナディアン』で活躍したジャーナリスト・梅月高市(福岡県出身)の足跡を追いながら、日系人社会の変容や同紙が果たした役割を明らかにする。

2019 11/23 14:59
読書

『いのちき 松原農園だより』  まつばらまなぶ 著 (石風社・1320円)

『いのちき松原農園だより』 まつばらまなぶ 著 (石風社・1320円)

 28年間勤めていた九州大を辞め、2012年から郷里の宮崎県延岡市北浦町で新規就農した著者。妻や3人の子どもと力を合わせ、開放的な鶏舎でニワトリを平飼いする自然養鶏を中心に、米や麦、野菜を栽培して生計を立てる。

2019 11/23 14:56
読書

『私、失敗ばかりなので へこたれない仕事術』 内山聖子 著 (新潮社・1430円)

 記念受験で運良く入社したテレビ朝日で配属されたのは、まったく苦手な秘書室。念願の制作現場に異動してからも失敗の連続だったという著者が強調するのは「成功体験ほど邪魔なものはない」。

2019 11/23 6:00
文化

「コヒマ」を読み解く ビルマ戦記を追う<23>

「コヒマ」(早川書房)

 インパール作戦を知らぬ日本人は少ないとしても、同作戦における最大の激戦地コヒマはどれだけ知られているだろうか。たとえば西日本新聞を読んでいる博多っ子の何割がコヒマにおける先人の戦いを知っているだろうか。

2019 11/23 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第72回 第五章 “死の一瞬前”

画・菅実花

「言ってたよ。本当に朗らかな顔で、『もう十分』って。

2019 11/22 6:00
文化

「最悪の戦場に奇蹟はなかった」を読み解く ビルマ戦記を追う<22>

「最悪の戦場に奇蹟はなかった」(光人社NF文庫)

 歩兵第百二十四連隊の評判の悪さに触れる形になった。実は先に紹介した「軍楽兵よもやま物語」にも同連隊に関する記述があり、ずばり「ゴロツキ」との呼称が使われている。

2019 11/22 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第71回 第五章 “死の一瞬前”

画・菅実花

 なるほど、対面であれば得られるはずの「表情とか仕草(しぐさ)」といった情報を、今、僕たちは欠いていた。そして、それがあれば、母の言葉の真偽を判断できたはずだという彼女に、僕は呆(あき)れていた。

2019 11/21 6:00
文化

「烈兵団 インパール戦記」を読み解く ビルマ戦記を追う<21>

「烈兵団 インパール戦記」(光人社)

 インパール作戦はメディアで頻繁に取り上げられる。したがって本随筆でその様相を語る必要はなかろう。

2019 11/21 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第70回 第五章 “死の一瞬前”

画・菅実花

「お母さん、自分が働けなくなったあと、預金でどれくらい二人で生活していけるか、計算してたから。どんなことしてでも、働くつもりだったみたいだけど、もし仕事が見つからなかったらって心配してたし。

2019 11/20 6:00
文化

「ビルマ讀本」を読み解く ビルマ戦記を追う<20>

「ビルマ讀本」(寶雲舎)

 戦記を戦争の記録と解釈するなら、戦時中に出版された書籍はそれ自体が戦記とも言える。時代が反映されているからである。

2019 11/20 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第69回 第五章 “死の一瞬前”

画・菅実花

「旅館で、お母さんは、わたしと一緒に、布団の上げ下げをするような下働きをしてたんです。アルバイトの子たちを取りまとめながら。

2019 11/19 13:00
2019 11/19 6:00
文化

「火線と共に」を読み解く ビルマ戦記を追う<19>

「火線と共に」(東洋堂)

 本書が出版された昭和十八年五月、ビルマはまだ平和だった。ビルマ自体が独立を三カ月後に控えていたし、空襲は見られても連合軍の本格的な反攻開始は半年先のことである。

2019 11/19 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第68回 第五章 “死の一瞬前”

画・菅実花

「ああ、そうなんですか。……静かだと思ってたんですが。

2019 11/18 6:00
文化

「地獄の戦場 泣きむし士官物語」を読み解く ビルマ戦記を追う<18>

「地獄の戦場泣きむし士官物語」(光人社NF文庫)

 門司に「花千里」という飲食店があると聞く。そこでは「ビルマうどん」なるものを出しているという。

2019 11/18 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第67回 第五章 “死の一瞬前”

画・菅実花

 こんな場所に、一生に一度でも旅行に来られたら、どんなにいいだろうか。仮想空間は、なるほど、現実の幸福の欠落を補ってくれるが、却(かえ)ってその渇望を掻(か)き立てるところもある。

2019 11/17 6:00
文化

「軍楽兵よもやま物語」を読み解く ビルマ戦記を追う<17>

「軍楽兵よもやま物語」(光人社)

 ペグー山系に立て籠(こ)もった方の書いた本をさらっていて思い出したのが、斎藤新二氏の手にかかる本書である。軍楽兵という存在は広く知られていても軍楽兵だった方の書いた戦記となれば珍しい。

2019 11/17 5:00
文化

平野啓一郎 「本心」 連載第66回 第五章 “死の一瞬前”

画・菅実花

 三好と会う前に<母>と少し話したが、「こんな遅い時間に。眠れないの?」と、気遣われた。

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